不思議なことに、いや別に不思議でもないんだけど、こっちに来てこっちの市場で食材を買いこっちの調理器具でご飯を作っているとだんだんと料理がメキシコっぽくなってくる。トルティージャを焼いたやつに、肉は昨日作り置きしておいた万能(?)タコス具(イコールそぼろ)をサルサソースで焼きなおしたやつ。それとトマトを焼いて、唐辛子(チレ)もその辺の屋台とかで付け合せとしてよく置いてあるやつを真似て昨日自分で作った。作ったといっても焼いて少し塩をかけただけ。
料理するのはけっこう好きなのでメキシコであろうがたぶんどこであろうが三食自分で作れと言われたら普通に作ると思うけど、そうすると慣れない土地に来てお腹がすいたなあって思った時に食堂を探したり注文したり、それを食らったりっていう出会いというか冒険(と言っていいと思う)がなくなるなあ、というのが最近考えていること。知らない食堂に入るの、おもしろいもんね。
いまミキサーを買いたいなあと思っていて、それがあったらサルサソースも自分で作れるし、ジュースだって出来るぞって考えるんだけど、そうなるとますます自分の両手だけで世界(食の)が完結してしまう。それはそれでいいんだけど、ちょっと違うかな、とも思って。だから一日一回くらいはどっかぶらぶらして、ぼろい食堂に入ったり、屋台でジュース飲んだりしています。そうするとやっぱ、自炊とは違った出会いがある。でも自分で作るの、やっぱり楽しいよ。


