ネズミ

 5月26日火曜日。朝、子供はアンパン、わたしは冷たいそば。毎日日記を書こうという気持ちが急速に萎えてきた。島の株価は午前112、午後163。昨日の流れから考えて、明日あたりに準ピーク、さらに賭けるなら明後日に大きなピークが来るかもしれないと予想する。今回は大量に買っているので大きな冒険はしたくない。て事は売るのは明日だなと考えていた時にMMの島が株価373になっていると教えてもらい、迷わずに飛びつく。妄想の特大ウェーブは待たず現実のビッグウェーブに乗る。これが株売師の仕事である。株を売るために数日ぶりに家に帰ると、妻から昨日家にネズミが侵入して夜中に暴れていたという話を聞く。大昔、ネズミとは長い付き合いをしていたが今のなんやらかんやらとガチャガチャしている時にネズミと付き合いたくはない、ネズミにまで気をつかいたくない、そんな事を考えているとさらに毎日日記を書こうという気分が萎える。裏のおっさんは夜中になるとずっとラジオに向かって何か怒りながらしゃべっているし、表側を朝晩通るおっさんは犬を怒鳴りながら散歩させている。あげく部屋の中をネズミが走り回る、では、これはなかなかきついぞと思い「引越し」という言葉が頭に浮かぶ。どうなるかはわからない。少なくとももう日記は書かない。やめだやめだしゃらくせえ。それかウェブ日記を非公開にして紙日記をメルカリで販売するというのも考えている。一日1枚出力し、一週間で7枚か。匿名配送を使うから送料(175円)と封筒代(45円)は絶対にかかる。いや、封筒は普通の安いペラいやつでええのか。そしたら10円くらいだから、でもなんにせよ200円くらいはかかる。一部を……安くしても500 円。うーん。それだったらコンプリートするのに月に2千円かかってしまう。だったら二週間に一回、14枚の紙入りで500円はどうだろう。一部につき300円を純利益とすると(インク代を計算に入れていないけどまあいいや)がんばって30部売って9千円の利益。ひと月で1万8千円。利益が少ないからやっぱ毎週やるか、と考えても、毎週日記をプリントアウトしたやつを30部作る(&メルカリで販売する)のはしんどすぎて無理だ。メルカリってほんま人生勉強になるな。「商売は甘いもんちゃうわ」というのが身にしみてわかる。電車に乗ったら乗客全員がマスクをしていた。まだみんなマスクしてるんやと思った。わたしもしてたんだけど。なんでも希望的な見方をしていたいもので、「もしかしたら部屋に入ってきたの気のせいちゃう?」みたいな事を妻に聞いたら、きのう昼に家に帰ってみたら台所のカレールーが荒らされていて、犬が子供のおもちゃエリアのあたりからカレールーをくわえて持って来た、という話を聞く。ネズミの侵入は確定。さようなら。計算めっちゃ間違えてるわ。一部500円で販売したらまずメルカリに50円手数料払うから、450円。そこから郵送料と封筒代(約200円)引いた残りが250円。二週間に一度なら14枚、コンビニでやったら140円かかるから、手元に110円しか残らんやないか。それを30部売っても利益3300円で、月の収入6600円。な?お前ら、一部500円とかで売ったら「ぼろい商売やなー」とか思うやろ?でも実際こちらが完全手作業で受け取る利益はこんなもんやで。それでなんとか、当初の利益(せめて月に18000円)に近づけようと思って一部700円にするやんか、ほんなら買う側は「コピー紙14枚の日記が700円???あほなん???」とか思うやろ?買う側(そう思う側)はナンも悪くない。ワシかって買う側やったらそう思うもん。ほんま商売は甘くないわ。

毛虫

 5月25日月曜日。朝、株価をチェック。84では話にならん。古川日出男「おおきな森」を読んでいると子供が起きてきて、窓の外の景色を見たり、あと何をしてたんだっけか、忘れた。朝はなんとなく機械的に腹が減って機械的に何かを食べているが(腹が減っていなくても機械的に何かを食べたりするが)、その、なんとなくの「腹が減った風」感覚を放っておいてそのままお茶だけ飲んで過ごしていれば、そのあいだおそろしく集中した時間が過ごせると思った。とはいえ我慢できなくて10時過ぎにお茶漬けを食べる。昼を過ぎてからアオダイショウを探しに行こうとなって山に出かけ、しばらく歩いたけれど毛虫しか見つからず。毛虫もよく見ると動かないやつ、元気なやつ、色も何種類かあっておもしろい。テレビを見ず、ニュースも仕入れない生活をしているとどうしても浮世離れした感じになってしまうけれど、ずっとAMラジオをかけっぱなしにしているとなんとなく世の中の空気を感じることが出来る。ようやく暮らしが元に戻ってきて、とか、あと少しでまた子供たちが元気に走り回れるように、とか、長い我慢の時間が終わって、みたいな感じでパーソナリティが変わっても基本的には今は、喪があけた感じの希望的なものが語られているのだ。そこには必ず「でもまだ気をゆるめてはいけません」みたいな事がセットで語られるが、底に流れるのはやはり希望だ。それは当然緊急事態宣言の解除と関係があって、政府発表というのは大きな時計みたいなものなのかなと思った。わたしはもう少し世の中の緊張感みたいなのが続くと思っていたので、今の感じにはなんだか拍子抜けするようなあれがある。なんとなく、一歩外に出ると、まだ防御モードの人と、ああおさまって良かったみたいな人に分かれているような気がする。緊急事態宣言とか外出自粛とか言われていた頃はそう言われたからには外出せなあかんという気になっていたけれど、その空気がゆるみつつある今、外出せなみたいなのはどうでもよくなった。むしろお前らが外に出るんやったらワシは家におるわみたいな気分でもある。夜は子供にはスーパーで買ったざるそばからねぎを抜いたもの。そばをとって小皿のつゆにつける、という「ざるそばを食べる」行為がまだ出来ないので、つゆをたして冷かけそばにする。私はグリコのレトルトグリーンカレー風と冷奴。なんとなくそれでは足りないような気がしてペペロンチーノ(ミニカップ麺)にチューリップ(唐揚げ)を入れて食べた。午後の株価は86に。

アサリを100個

 5月24日(日曜日)。昨日は酒を飲まなかったので朝が早い。6時ころに目覚めてすぐにどうぶつの森を起動しウリを探す。見つけ次第障害物で囲って動けないように閉じ込める。あるだけの金で株を買うためにはウリに島内をうろうろしてもらったらめんどくさいからだ。そんな作業をしていると子供が起きてきて画面をのぞきこもうとする。わたしは「朝やからゲームを見たらあかんのや」と言って見えないように立ち上がる。自分のやっている事があまりにも夢のない行為であるように思ったからだ。朝はサッポロ一番コロッケ塩ラーメン、子供はサケ茶漬け。昼は子供はピザ、私はヤマモリのレトルトタイカレーにOのチキンカツをのせたもの。外に出てぶらぶら歩くと近くに毛虫だらけの道をみつけたので観察したり、公園に立ち寄ったり、枯れて道に落ちた八つ手の葉っぱで叩き合って遊んだりハナノナappを起動して草花の観察をしたりした。オオキンケイギク、ゼニアオイ、ヤブジラミ、ムラサキカタバミ、ツタカラクサ。路地の奥にはユキノシタがあった。一時期、何をこんなに熱心にというくらい追いかけていた日陰に咲く小さな花。「キリッケって知ってる?」と聞かれる。なにそれ、どんなやつ?と聞き返すと、唐揚げを切って湯がいて、まあちょっと青汁をかけてそれをめっちゃ熱いお湯でとかしてジュースにしたやつがキリッケ、と教えられる。マムシは蛇なのになんで(名前に)ムシってついてるの?と聞かれる。正直わからへんと答える。晩は子供はプリキュアカレー、私は辛ラーメンにコロッケと玉ねぎフライを入れたものを食べて、残り汁に子供の残りご飯を入れた。あさりちゃん12巻の「くいつき予防マスク」という話を2回読む。チョウチンアンコウが釣りたいというので、ほんならあっこちゃんがアサリ50個くらい拾ったるからそれでエサを作りーやと言って夜の釣り大会みたいなやつを約束していたのだが、子供の歯みがきをすませ、私が歯みがきをしている間に振り返ると椅子の上で早々に寝ていた。今日も沖縄のラジオ局に合わせてなんとなく流していたら「山川まゆみ 民謡の花束」という番組が始まってコロナのあれでイベント関係の仕事がなくなって今コンビニでバイトしてるんです、みたいな話をしていて、聴いている私とパーソナリティの人の距離感というか、ラジオはいいなとつくづく思った。星のマークを押して「マイリスト」に登録する。深夜、子供のアカウントでゲームを起動しアサリを100個掘り出して釣り用のエサを100個作る。

ころなにまけるな

 5月23日土曜日。だるさというか疲れというかそういうのが取れないと思い昼前まで寝転んで、何をしたところでだるさは消えない気がするのでニンテンドーSwitchをリュックに入れ子を連れて家を出、どうぶつの森合宿へ。妻がいればなんやかやと押し付けて自分の事(漫画を読んだり本を読んだりゲームをしたり)も出来るのだが、子供とふたりきりになると自分の何かをする時間はほぼなくなるので対策としてラジコプレミアムに入会した。沖縄のラジオ局に合わせたり、先日放送された村上春樹のラジオを聴いたりナインティナインのオールナイトニッポンを聴いたりした。聴くというよりもバックグラウンドに人の声を流すという感じだ。何を言っているのかつかめているわけではないが、なんとなく生活の背景に他人の声があって知らん人らがげらげら笑っていたりする、という状況には安心感がある。晩ごはんは私がヤマモリのレトルトタイカレー、プリックというやつ。子はスーパーで買ったパックに入った2割引きとろろうどんからとろろを抜いたやつ。コロナやらなんやらがあって、直前までは「成長とともに少なくなってきたなー」みたいに感じていた子供との接触時間が極端に増えて、やがてそういうのもいつかは終わるわけで、やはりこの時間は貴重だというような事を、週に一度だけ、土曜日に開催されるとたけけライブを並んで椅子に座りながら聴いていて思う。とたけけさんには曲のリクエストが出来て好きな曲名をリクエストする事が出来るのだが操作をまかせていたら曲名に「ころなにまけるな」と書いていた。なんでこんなフレーズを書けるんやろうみたいな驚きが一瞬あったけれど、その次に「しおやっこ」と入れているのを見て理由がわかった。塩屋駅の商店街を抜けると今もまだ鯉のぼりと共に「コロナに負けるな塩屋っ子」というスローガンみたいなのが書かれていて、意味とかそういうのよりも、声に出すところがるように響くその言葉が気にいっているからだ。本を買ってくれた人の感想に「神戸でワンオペで子育てしているお父さんの本」みたいに書かれたものがあって、とても好意的な言及だったから私は別に何も言わないけれど、トークイベントではそういう話もしたような気がするんだけれど、基本的な事実としてワンオペで子供に関わっていたらあんな記事や、まして本なんかは絶対に書けない。身も蓋もない事を書くと私は「やってる感」を書いているだけであれだけまとまった分量を書いたということはそのぶん妻に家事育児諸々全般を放り投げているからなのだ。夜、観光船のオーシャンプリンス号が港のフェンスにぶつかった事故を知る。前日、たまたま港を出るオーシャンプリンス号を見かけて久しぶりやんけと感慨深くなり、実際ルミナス神戸の倒産なんかもあって、よくここまで無事でいてくれたみたいに思って出港場面を写真に撮っていた。ようやく復活したばかりなのに、ふんだりけったりすぎる。寝るタイミングを逃してしまったので坂口安吾「文学のふるさと」と古川日出男「大きな森」を読む。ラジオを聴きながら目を閉じる。

パオッポー

 5月22日金曜日。だるさと眠気がすごい。疲れもたまっている気がするしなんかこうあれだ、あかん感じだ、という日中。株価は112ベル。これをどう受け止めるか。朝昼兼用で辛ラーメンを食べる。冷凍していた三度豆、ほうれん草を入れて煮玉子を入れて最後にミョウガをのせる。ひとつの事が気になり出すとずっと同じ事ばかり気になるので犬の糞を入れるミニ袋を買いに自転車に乗る。天気は曇っているけれど気温は半袖で自転車で走るのに最高の感じだ。風がというか空気が気持ちいい。妻子と公園で合流しあれやこれやと遊ぶ。子供が岸壁で私の膝にすわり、釣り人を眺めている。「今日あさみに話しかけたら話が長かったよ」「ボルトがあっこのことを、木漏れ日のおばあちゃんて言ってた」前触れなく話される内容はすべてどうぶつの森の島で起こった出来事で、心からそう思うのだというように「(どうぶつの森の)島に住みたい〜」としみじみ言っている。ここまで好きになれるのはすごい事だと思うし目がわるくなったらどうしようみたいな心配があるにはあるけれどここまで来たらドントルックバックというかどこまでも行き着くところまで好きになってほしい。妻に朝ドラ「カーネーション」の話をして、ほら、あれあったやろ(ドラマのネタバレみたいになってしまうのでここは書かない)、おれらも老人になるまで生きてたとして、もうそうなったら周りに誰もおらんわけや、犬もおらんし子供もおらん、一人ポツンとなった時に見上げたテレビでどうぶつの森のテーマが流れてきて、そんな時に今のことを思い出すしめっちゃ泣くでみたいな話をそういえば昨日したっけ。釣り人が竿を上げると、きらきら光る小さな魚が糸に引っかかっていて、子供が「パオッポー」みたいな声を出す。どうぶつの森で魚が釣れる時の音だ。そして釣れるたびに釣り人のところに駆けて行き「アジですか?」と聞いている。アジちゃう、イワシや。アジちゃう、サバや。子供を妻に預け犬を連れて病院へ。この数ヶ月、犬の爪切りはどうしても後回しになってしまっていて、犬の爪なんて自分で切ってやればいいのだが、あれは2013年だったか14年だったか、初めての爪切りを自分でやろうと思ってAmazonで犬用爪切りを買って張り切ってさあやろかとかましたらドシュッと犬の爪から血が吹き出してそっから爪切り恐怖症みたいになってしまい以降は爪を切りに必ず病院に通っている。犬の爪切りは私が犬を抱えて先生がその爪を切るという作業で、私たちの距離は息がかかり手が触れ合う感じの近さになる。店のレジであれなんであれ何もなければ少しくらいの会話をするけれど今は気をつかって何かよほど必要でもない限り口を開かず言葉を発しないでいる。そういうこちらの事情を理解してくれる人ならいいけれどあんまりコロナやら飛沫やら云々を気にしない人からすれば自分は単にものすごい無愛想な人間にうつっていないだろうかと心配になる。自転車に乗ってT屋に行きイサキの切り身とスズキの刺し身を買う。Fでコロッケそばとミニカレー丼。子供があさりちゃんを読んで笑っている。

缶チューハイをこぼす

 5月21日。4時前に寝た気がするけど6時過ぎに目が覚める。夢にSB氏が出てきて神戸に来るから湊川の市場やったらどのへん行ったらええですかねみたいな事を聞かれ、この辺は点(個々の商店)よりも面(各市場や商店街の名前)で全体図をとらえるとわかりやすいですよ、ここの店はこの市場に属していてここの店はこの商店街にみたいな感じで、非常にイキって説明していた。他人様を案内するのは楽しいものだと思い、そんな事(夢の中での道案内)をしていたら体もシャキっとしてきてそのまま起き上がりどうぶつの森を起動し島を整地する。株価は56で先週に続いて今週もコロナ不景気が続く。妻と子供と自転車に乗り広い公園をうろうろ。海辺にはマスクをしない人がたくさんいて、そらそうやろ、そもそもこんなとこでマスクをする必要なんてないわけや、しかしお前ら昨日かおとといまでマスクしてた奴らやろ、その境目はなんやねん。ワシはお前らが自分のドタマで「ここはマスクしといた方がええやろ」とか「こんな所でマスクなんかいるかいなボケ」とか判断しとるんやったらええんや、しかしお前らはマスクをするのも外すのも全部お上の笛に従っとるだけやろ。緊急事態宣言が解除されましたと、ほなマスク外そかと、その境目にあるのは思考の放棄やろ、ワシは宇宙空間で一人になってもマスクし続けるぞと呪詛を呟きながらしばらく遊んだ後、たまっている小さな用事を片付けるために私だけ場を離れる。小さな用事というのは犬のうんこを片付けるミニ袋をまとめ買いするとか犬の爪を切ってもらいに病院に行くとかそういうやつだ。でも結局袋を買いに行った店も病院も閉まっていて無駄足だったせめてメルカリの発送でもしようと郵便局へ。その後ふく井でコロッケそばを食べて商店街をうろうろしていたら、マスク姿なんやけどなんか見覚えあるんよなあこの人、見覚えあるんやけどマスクで顔がめっちゃかくれてるから確証がない……みたいな人がいたので横を通りながら違う人やったら話しかけるのも不審やしとじろじろ見ていると、向こうから気付いてもらえて案の定iさんであった。食情報の宝庫iさん、ひさしぶりにお会いしたらまたあちらこちらのお店の情報を教えていただいて何件かは今すぐにでも行きたい店だったのでありがたい。商店街のパチンコ屋が一斉に開いている。パチンコ屋が開いているという事は立ち食いそば屋に平常時よりはよほど少ないだろうがそれでも計算できる客が戻ってくるという事なのでありがたいような気持ちになる。店内をのぞくとパーテーションで区切られた台で人々が黙々と打っている。パチンコ屋は嫌いだが好きなそば屋が困るのでパチンコ屋は繁盛してほしい。パチンコ屋は嫌いだがみんなでしゃべりまくってるドトールが普通にあいていて無言で打ってるパチンコ屋が営業できなかったのはほんまに理解できん。そもそもパチンコ屋は子連れで入場OKにするべきだ。何を見ても腹が立つ。夜は妻には盛岡冷麺、子供にはさわらの塩焼き。冷麺はきゅうりとトマトとブロッコリーの芽と煮玉子とワカメと丸富さんのタレ肉をのせたもの。さわらプレートにはミニトマト、キュウリ、ぶどう。さわらは冷蔵庫から出して塩をふり30分くらい置いてバターで焼いたらめっちゃ柔らかくておいしかった。子の完食風景を見ているとすごく良い事が出来たような気になる。食事の後、上崎書店で買ったあさりちゃんの7巻を子供に読んでいて発見があった。小学生くらいが読む漫画はまだ難しくて、状況を説明しながらふき出しのセリフを読むのだが、家に固定電話(代表電話)があって、あさり宛てにかかって来た電話をタタミが取って「あさりは今おねしょをして拭いている途中だから電話に出られません」「何を言うとんねん!おねしょなんてしてへんわ!」みたいなこう、家族の誰かが電話に出てそれを相手につなぐ状況を描いたギャグ、こういうのは昔は当たり前にあった風習だけど、それを今の幼児に説明する事ができないのだ。うっと詰まってこの「説明できなさ」がおもしろい。「うちにかかってきた電話を誰かが代表でとる」という習慣を知らない幼児にあさりちゃんの7巻冒頭「電話は一番」を説明する難しさ。夜、缶チューハイをこぼす。

 5月20日水曜日。朝がだるすぎる。寝る前の缶チューハイをやめればすべてよくなるのだろうか。子供が「今日はあっこちゃんの本を読んで(読み聞かせて)」と言って私が昨夜読んでいたデビルマンレディーの5巻6巻7巻を運んでくる。これはなあ……いやーこれは悪魔とか鬼とか出てくるから怖いで、やめといたほうがええと思うわみたいな事を言って拒否しても、大丈夫大丈夫と言ってきて、でもさすがにデビルマンレディはあかんでデビルマンよりあかんやろと思ってこれほんま鬼が出るやつやでやめときと繰り返し拒否をする。それでも頑固に読んでくれとたのまれるので、どうなんやろうなと思って5巻を開き、状況の説明をしながらセリフを読み始める。夜やな。これは、宝石屋さんやな。お店が閉まった後に、こうやって車で泥棒さんが来たわけや。最初のページをそう説明しながら同時に次のページをチラッと目でチェックすると、鎖でつながれた裸の女子高生がヤクザに覚醒剤を打たれている。冒頭からアカンやろ。ええ要素が何もないやろ。そう思ってなんか別の話で気を引いて、その場面を飛ばす。そしたら今度は主人公の不動ジュンが悪魔の屍体にまたがって性交している。読めるかいなこんなもんと思って無理やり読み聞かせを打ち切った。昨日T屋で買った150円のワカメが美味しかったのでまた行こうと思って自転車で走っているとMTとSにすれ違い、東山でヤングコーンが安いですわみたいな事を教えてもらったけどけどわれわれの目当てはT屋のワカメでありMMのとうもろこしなのでT屋に行って明太子とわかめ2パック、さわらの切り身、MMでとうもろこしを買う。帰ったら子供にさわらを焼いて私らは盛岡冷麺を食べようと思ってMMで冷麺用にきゅうりも買って、ついでに公園に立ち寄る。地面を太い枝でシコシコと掘り続けて、蟻が巣を作りやすいように地面をやわらかくしてやるという遊び。掘った地面の土を「カステラみたいやろ」「シフォンケーキみたいやろ」と言ってさわる。掘りたての土はなんてやわらかいんだろう。これも冷麺用に、丸富さんで牛タレ漬けを買って帰宅したものの妻とすぐに揉め事みたいになって略。

579

 5月19日火曜日午後。ツイッターでドムドムバーガーが特製マスクを売っているというのを知って*1、これを手に入れるのは国民の義務だと思ったのでドムドムに行き子供用にはポテトとクリスピーチキン、わたしは明太チーズのフィッシュバーガー。レジの周辺を見てもどこにもマスクの事が書かれていないので、ちょっと不安になりながらも店員さんに「すいません、マスクって売ってますか?」と聞くと、はい350円です、と言って腰をかがめ手をのばし、とやった後であ、そうだったと思い出すように「すいません、売り切れなんです」と言われて、この感じだと少し前まで売っていたんだろうかと思って、惜しい事をした……と思って残念なんだけどまあええわと思って公園で買ったやつを食べた。遊具を使って(触る時に少しでも「大丈夫かな……」みたいに思ってしまうのがイヤだ……)かき氷屋さんごっこをする。わたしがかき氷を作り、子供が木の枝で地面に穴を彫り土(チョコチップ)をかける。はい、これは鼻くそのかき氷、はい、耳くそのかき氷、はい、から揚げのかき氷、はい、犬のかき氷、みたいな事を言って、子供はその上に土(チョコチップ)をかける。一時間くらいかき氷を作り続けた後に、ごめんちょっと魚屋行かしてくれへんかと言ってようやく自転車に子供を乗せ、走り出したと思ったらすぐに別の公園の遊具を指さしてあれで遊びたいと顔をいがめて泣きそうになっている。却下して魚屋に急ぎたかったんだけどその遊具があるのは子供がまだベビーカーに乗っていた頃、1歳半とか2歳くらいの時にめちゃくちゃ遊んだ場所だったので私自身もなつかしくなって自転車をとめる。近くには子供たちが10人くらい遊んでいて、その中のひとりが連れていた犬を見つけて、さわってもいいですか?と聞いてきたのでそらまあアカン理由はないわと思ってええよーと答えたら10人くらい全員が犬を取り囲むようにペタペタと触りだして、木の枝とかでつついたら怒るでーやさしくねーと言ったらみんな素直にハイと聞いてくれるようなかわいさのかたまりのような子供たちなのに、そういう様子を見ながらペタペタ、ペタペタ具合に「大丈夫かな……」みたいに頭の中で思ってしまうのがほんとイヤだ。いや、それよりも魚屋に行かせてくれと思って平野まで走ってT屋に行って自家製明太子とアジの塩焼きとかつおのタタキとわかめとひじきを買ってMM商店でとうもろこしとほうれん草と三度豆を買って家に帰ると妻が、大変や、みたいな感じで私のところにあわててSwitchを持って来て、見ると株価が579になっている。来たね、ついに来たねと震える手で換金し、普段お世話になっているMMやYMやSNたちにも株価を伝え、彼らの友達もやって来て、妻の島がにぎやかになっていておもしろかった。どうぶつの森はええなと思いながら峰松商店で買ったほうれん草をゆがき同じ湯で少し前に買っていた小松菜もゆがき同じ湯で三度豆もゆがき同じ湯で卵を6個茹でて野菜は小分けして冷凍に入れて卵は煮玉子にして冷蔵庫に。いつから閉まってたんだっけ、と思い出せない王子動物園が6月1日から限定開園(屋外施設のみ)当面は抽選での入場制とのこと*2。最初のうちこそ混むだろうが平日だとすぐに落ち着くのではないか、とのんきに思っていたらジャイアントパンダのタンタンが中国に(契約上の理由から)返却されるというニュース*3も入ってきた。動物園には動物園の事情があるのだろうから、というよりも動物園ではどうにも出来ない色々な理由があるだろうから何を言っても無駄だろうけど寿命的な意味ではそろそろちゃうかみたいな年寄りパンダをなあ。どんだけ都合よく、お涙頂戴みたいにありがとうさようならみたいな感じで盛大に手をふったところでなんかこう、寿命的な意味ではそろそろちゃうかみたいな年寄りパンダをなあ。そういやHTさんとYEと王子動物園に行ったのは3月8日かと自分の日記を見て思い出す。あの日は本当は須磨浦山上遊園に行こうという約束をしていて待ち合わせ場所も決めていたのだった。でも天気予報があやしくて、雨だと山道も歩けないから灘駅での待ち合わせに変えたんだった。HTさんは気軽に神戸に来れるわけでもないので須磨浦山上のほうがよかったかなと思ったんだけど今から考えたらコロナのあれやこれやで状況がいろいろ変化していった王子動物園をあの時期に見る事ができたのは私としてはとてもよかった。スマスイは早々に閉まったけれど、王子動物園はしばらく無料開園の状態が続いていた。そういう状況をネットに書こうかとちょっと思ったけど、こういうの(無料やでみたいな)は書くもんちゃうやろと思ったから何も書かなくて、いつの間にか閉園になっていた。

 5月19日火曜日。朝、枕投げをしようと言って起こされる。昨夜3時か4時ころまで缶チューハイを飲んでいたのでだるすぎる、枕投げはしんどすぎると思いながらも、いやだと言ったらいやだと言ったでしょんぼりされるので、4歳くらいの子供にしょんぼりされると本当に悪いことをしてしまったような自己嫌悪になるので気合いを入れなあかん、枕投げをせなあかんと思って枕投げを始める。40分ほど経過してさすがにしんどいと思ってそのまま横になる。背中を踏んでくれ、背中を踏んでくれと子供の頃に時々父親に言われた記憶がある言葉をいま自分が子供に言っている。この前台所を片付けていたらカルディの、いつ買ったのかもわからないパック入りのグリーンカレーが出てきて昨日、大丈夫かいなと思いながら使ってみたら変わらずおいしかったので今朝は冷凍庫からほうれん草とブロッコリーを入れてまたカルディのグリーンカレーを作る。子供が家にいても24時間相手をするわけでもないので、午前中は勉強しとき、本でも読んでなさい、と言う。漫画でもいいの?と聞くので当然やろと答える。ポケモンでも?なんでもええよ、漫画でも絵本でもポケモンでも何かを開いて目で追ってたらそれが勉強やがな、と言う。子供はポケモン大図鑑を読み、私は武田百合子の「ことばの食卓」牛乳の項を読んでいた。時おり、子供が爪を噛んでいるのが見える。爪を噛むのが最近の癖で、ストレス由来じゃなければいいと思うけれど、仮にストレス由来だとしても、私にせよ妻にせよ出来るだけのことはやっているのでそこはしゃあない。悪いがしゃあない、と思う。しかし由来がなんであれ、子供の頃は爪を噛むのが仕事みたいなもんやろとも思う。これまでだったら爪なんてなんぼでも噛んどきゃええねんと放っておいたが(自分も爪を噛みまくってきたので)、今のコロナのあれがあるから、爪を噛むのを見るたびに「爪、かんだらあかん」と言いたくもないような事を細かく言わないといけないのが嫌だ。心情的に、爪を噛んでいるくらいで注意したくないのだ。でも爪を噛むのを見るたびに同じ事をガミガミと言い続ける。あまりに何度も爪を口に持っていくのが続くと、こちらも少し怒り気味になり、今度見つけたらおまわりさんに来てもらうからな、みたいな事を言ってしまう。ちょっと見せて、と子供の両手を見る。左右の人差し指、右手のくすり指の爪をずいぶん深く噛んでいる。「目、こすったらあかん」「また爪噛んでる」本を読んでいると静かで、次第にそんな言葉しか発していない自分に気づく。

当たり前のことがたのもしい

  5月18日月曜日。夜中の3時ころにツイッターを見るとまえさんがラジオをアップしていたので聴きながら、しみじみ良いなと思って*1過去分もさかのぼって聴いていたら第一回目で好きな曲100というプレイリストを作っていてそれを再生したりしていたら、時計は4時を回っていて、この時間ならもうええやろと思いゴミを出しに外に出ると仄暗い空は少しずつ青くなっていて、これは飛び出さなあかんなというような気持ちのたかぶりがあって自転車に乗り、まえさんプレイリストにあったポラリスの「光と影」を聴きながら海まで走った。たどり着くと藍色の空にじんわりとオレンジ色が混じって来るころで、朝焼けなんて見るのはずいぶん久しぶりだと思った。静かな海に魚の群れが音を立てて跳ねている。ぼんやりとしていると空はすぐに明るさを増してきて明るくなればなるほど正解みたいなものに近づいていっているような感覚になってわくわくする感じがなくなって家に帰ろうと思った。帰り道はイヤホンの片耳だけ電池がなくなって、左側のイヤホンからは来る時に聴いていたポラリスの歌が聴こえて右側からは朝のスズメの鳴き声が聞こえる。昼、自転車で商店街を通るとしばらくコロナのあれで閉まっていたFの暖簾が出ている。店内にはまだ誰もいなかったので最初の客になりたいという誘惑があったけど、子供をむかえに行く用事があったので素通りする。店に暖簾がかかっている。その事がすごくうれしかった。なんとなくそんな気分になって風呂場にスピーカーを置いてキセルをずっと聴いていた。夜は妻と、子供の復園タイミングについて少し話し、数日ぶりにどうぶつの森をした。子供が散らかしていたものを片付け、これから遊びやすいように道を整地し、みたいなことをやっていると夜中の2時をまわり、そろそろ寝とかなしんどいなあと思いながら缶チューハイに口をつける。メルカリの匿名配送というのは、お互いの(名前や番地などはわからず)都道府県だけが表示されるようになっている。宛名のシールを貼っていると東京の人がもっとも多く、なかには九州や東北の人なんかもいて、なんというか、ごく当たり前なんだけどこの封筒の届く先にはそれぞれの暮らしがあるのだと思った。メルカリの良いところは、いまどき手製の郵便物をしこしこと作って相手に届ける(しかもどこの誰かわからない相手に届ける)という所だなと思う。●●県、●●県、●●県、とだけ書かれたシールの向こうには、確実に誰かがいる。そんな当たり前のことがたのもしい。

マスク

 5月17日(日曜日)。朝、サッポロ一番塩ラーメンを食べ、犬にご飯をあげて、メルカリの発送作業にかかる。メルカリを最大限効率よくやるためには封筒の中身が全部同じ物をまとめて出品した方がよいのだが、今回はもし希望する人がいたら商品に落款を押して名前(為書き)と日付を書きますよ、としたので、名前を書かせてもらったやつが数点混じっている。でも、封をしてしまえば10点くらいある商品の見た目は全部同じ。匿名配送にしているからわかるように印を付けておかないとそれぞれの手がかりはいっさいない。だから商品に「あ」とか「い」とかの記号を付ける。スマホと慎重に照合しながら伝票を発行し、発行された伝票はすぐにその場で貼る。中身が全部同じもの(為書き等ナシ)だったら、まとめて伝票だけ発行してすみっこに行ってまとめてそれを貼るという風に出来るけど、それが出来ないから郵便局の中でスマホ照合、伝票発行、スマホ再照合、伝票貼り付け、スマホ照合、次の伝票発行、みたいな作業をやっていて、その緊張感(間違ってはいけないから)がけっこうすごい。途中で他の人が並んだりするからその時はすみやかに物を片付けてすいませんお先にどうぞと順番をゆずる。そしてまたスマホ照合、伝票発行。とはいえ名前書いといてくれなんてたのまれるのはありがたい話だからこういった大変さもやりがいがある。昨日ツイッター経由で知った「ハナノナapp」というアプリが素晴らしくて犬の散歩中に花にカメラをかざす事ばかりに夢中になっていたら、頭の中もアプリの事だけになってしまって糞を取るときに手にびちゃーっと人生最大くらいの量の犬のうんこがついてびっくりした。しかもあまりにもアプリの事だけしか頭になくて最初、なんか手がねちゃねちゃするなーとか思いながら気づきもせずにそのままスマホを触っていたのだ。絶望的な気持ちになって、近くの施設でトイレが使えるのは知っていたが、この手を洗ってたらさすがにあかんやろと思ったからうんこのついた右手をかかげる感じで左手だけで色々やって家にたどりつき、左手で鍵を開けて左手で扉を開けて左手で蛇口をひねりやっと呼吸が出来たみたいな感じで必死こいて洗う。iPhoneって水いけるよな?もうええわと思ってスマホも全部水洗いしていろいろ洗って散歩が途中になっていたのでふたたび出直し、自転車でうろうろ走ると、大きめの公園には「コロナ自粛祭り、おもろかったなあ。おつかれー」みたいな感じで老若男女たくさんの人らが集っていて、一気に増えたなあという感じで、喪が明けたような感じでマスクを外している人もたくさんいた。そういや昨日だったか、Kさんがツイッターで町なかでマスクを外して歩く人の男女比率について書いていたのを思い出す。思い出したのでリンクを貼ろうと思ったけどツイートがなくなっていた。自転車をこぎながらずっと、Kさんが書いていた男女比率について考えていた。たしかに見てみると男性が圧倒的に多くて、私はマスクをするかしないかみたいなのは誰かにゴーサインを出されるようなものではないので状況を見て自分の頭で判断しているのだけれど、いやちょっと待て、自分の頭で判断しているつもりだったのだけれど、その「判断できている」みたいなところに、自分の性別ってぜったいに関係あるよな……という事を自転車をこぎながら思った。そんな事を考えながらマスクをせずにハー気持ちええわとペダルをこいでいる時に、向こうからマスクをした女性の姿が見えたりした時に、またKさんのツイートを思い出し、結局自分は男だからいつでもかかってこんかいと「空気」のようなものに抗えているだけで、お前らアホちゃうか、自分の頭で考えや、こんな所でマスクいる?みたいにイキる事が出来てるだけちゃうの、と自問自答をしていたら情けないような気持ちになり、向こうから来る人が近くなってきてシュンとなってマスクをつける。プロ野球チップス占いは福田周平と京田陽太。今、この二人が出た意味は、イキったバツとして最後のひとりがマスクを外すその日までお前はマスクをつけてマスク側にいろという事だ。出来るだろうか。暑いわ。

ソーシャル・ディスタンシング

 5月16日土曜日。きのう、原稿の依頼が来ていたので返信する。テーマを聞いて、最初は書きにくいなと思ったんだけど、夜中に缶チューハイを飲みながらなんとなく考えていると、タイトルと入り口がすっと見えたような気がして、ただ締め切りがけっこう近かったので、その日程では今は子供のあれがあるから無理なので締め切りをもっと先に設定出来ますか、というのを聞いた。そしてメールの最後には、こういう事は書かんほうがええんやと頭ではわかっているけれど、いつものようにこちらの条件をしっかりと書いておく。それは、句読点や漢字の開き、誤字脱字まで含めて、すべての言葉を黙っていじらんといて下さい、というものだ。私はそれがたとえ誤字脱字の修正であっても文章を黙って「修正」されるのがとてもイヤなのだ。紙の媒体だとこういう経験をした事がないのでこれはウェブの世界に特化した話なのかもしれないけれど、「朱入れ」の文化がない人がごくまれにいて、長年インターネット世界に生きているので、それは良し悪しというよりも文化圏の違いなのだと考えるようになった。ウェブの世界では「編集」という言葉の定義が人によって、媒体によってかなり違っていて「編集しときました!」という言葉で文章の細部や大枠が知らん間に変わっていたりする。そういう人にとって、著者から送られてくる文章は料理で言うところの「素材」で、あとは自分で味付けして仕上げます、よっしゃ、いい感じに仕上がったでしょ(と著者に返す)、というスタイルで、繰り返し書くがそれは良し悪しではない、あくまでも文化圏の違いなのだ。それで、初めてやりとりする人の場合、相手がどのような文化圏の人なのかがわからず、だから「私はこういう考え方です」というような事を事前に、書いておく。読みやすいものが良いとぜんぜん思っていないので、冒頭に目次を付けないでください。小見出しをつけないでください。太字処理をしないでください。ただ、文章だけをそっけなくのせてください。それでもよければ書きます、というような返事をした。表記を統一するのもいやです。「こと」と「事」「私」と「わたし」「時」と「とき」「全然」と「ぜんぜん」全部バラバラにしといてください。誤字脱字表記ゆれを指摘してくれるのはとてもとてもありがたい、うれしいんですけどどうかそれを「知らん間に」良かれと思って手を入れんといてください。というような事を以前、ツイッターにぼそっと書いたら誰やねんお前みたいなどっかの奴が慣れなれしくドブのようなリプライを寄越して来てこっちはヘタな文章を直してやってるだけやのにナニ生意気なこと言うとんネンみたいな事が書かれてあって首しめたろかワレと思った事を思い出した。ドブみたいなツイートをされた時に私は失礼ながら、あほの晋三を嫌いすぎるあまりああこれやからネトウヨの安倍信者は、みたいな事を思ってしまって、ドブの他のツイートを見に行ったのだ。すると安倍政権を批判する事ばかりがぎっしりと並んでいて、ドブはこっち側かいなとあせってこんなのと一緒の場所にいるくらいならわたしは向こう岸に行きたい、安倍晋三さんや麻生太郎さんの事を好きになろうと努力したくらいだ。とにかく、自分は神経質だと思うので、そういうのはきちんと仕事を受ける前から書いておいて、それこそソーシャル・ディスタンシングというかもし相手が違う文化圏の人だった場合はお互いに、無用な接触を減らした方がよい。どうなるだろうか。わからない。返事が来ない気もする。プロ野球チップス占いは西川龍馬と「2019日本シリーズ」と書かれたソフトバンクホークスが優勝した場面のもの。買い替えを考えるのではなく完全にキーが打てなくなるまでこのMacBookを使っていけという事だ。一日雨が降っていた。メルカリ作業とデビルマンレディーを読んで一日を過ごす。映画「ゴッドファーザー」を見た。確か初めて見たのは池袋の新文芸坐でシリーズ三本立てがあった時だと記憶している。間違っているかもしれない。最初に見た時よりも断然良かった。しびれた。Zoomの操作を覚えたかったので夜中の3時すぎた頃に誰か3分くらいテストに付き合ってくれる人いますか?というような事をツイッターに書いたら、外国に住んでいる方が今部屋で料理を作ってるんやけどと連絡してくれた。こちらはいま夜の●●時で、でもまだ空がこんなに明るいんですよ、とカメラを動かしてくれて、夜中に缶チューハイを飲んでいるだけで行った事のない国の青空を見ることができた。とてもうれしい。青空があまりにも青空で、とてもいいと思った。

メルカリ

 5月15日金曜日。朝のうちにホームセンターに行って、冊子を送れる少し丈夫な感じの封筒を75枚買う。一枚45円。メルカリはとにかく手間がかかる。手間というか、手数が多くかかるのだ。まず商品を用意し、一枚ずつ商品名を書いて写真をアップして、説明文を考えて書いて、買ってもらった後は梱包して郵便局に行ってバーコードを読み取りシールを貼って局員さんに渡してアプリを開いて発送連絡をして、というようなことをやっていたら時間がすごいスピードで過ぎる。こういうのをもう少し事務的に出来たらラクなんだけど色々時間をかけてしまう。メルカリは値段の設定が難しくて、いろいろ試したんだけれど、なんというか結局、自分の労働力やらを安く売ったらあかんなと思って、どんな商品でも千円はつけるようにしている。ここからの金の流れを具体的に書くと、千円だとメルカリに手数料100円引かれて残りが900円。封筒代(45円)と郵送料(双方匿名配送。175円)を抜くと残り680円。そこから商品代etcを抜いた金がこちらに入る。これなあ、数字だけを見たら「ボロいなあ」と思われるかもしれないけれどやってみ。プロの商売が厳しい世界なように、個人のメルカリ稼業もプロの商売とは別種の厳しい世界なんだわ。たとえばひとつ500円利益が出る商品を一日10セット作ったとして日給五千円。それを休みなしで毎日続ける事が出来たとして月収15万円。一年間やって年収180万円か。食っていくのは大変よなあ。妄想は置いといて、私は今日ひとりで商品セットを作って梱包し発送し、というのを6セットやってくたくたになった。今は妻子がいないので出来るけど、普段の生活ではこういう作業は出来ないので、ざっと計算してみたんだけど、どれだけ効率良くルーチン化できて、かつ継続して「買ったろかい」と思えるような新しい商品を用意し続けることができたとしても月に2〜3万の収入をめざせればよいほうではないか。ちゃうわ、大事なこと忘れてた、メルカリって、心身ともにメルカリモードにならないと出来ないのだ。私の場合前回メルカリモードになったのが去年の夏やで、そう考えるとやで、結局月収どころか年収が3万円くらいやん。それでも誰か知らない人がよくわからん商品を買ってくれたり、遠くに住んでて子育て忙しくて写真展行けなかったけど買えてよかったみたいなあれをもらったりするとがんばってよかったと思うわな。プロ野球チップス占いは福留孝介と「乙坂がCS史上初の代打サヨナラ本塁打!歓喜のDeNAナイン」というやつ。佐々木朗希って入ってんのかな…………。パソコンのenterキーがおかしい。メルカリでこつこつがんばって金をためてパソコンを買いたいが、2015年から使っているこのMacBookにものすごく愛着があるので調子悪くても使い続けるべきか。明日のプロ野球チップス占いで決めよう。

よし、という気持ち

 5月14日木曜日。早朝、株価をチェックしたら1カブ72ベル。この時点でSwitchを壁に叩きつけ自分の頭もドアのとんがった所に突き刺してこのまま昇天してしまいたいような苛立ちを覚える。すぐにLINEをチェックすると、MMの島も思うほど株価が上がっていないようだ。しかしYMさんがうちの島はいま152になってると教えてくれて、ありがたや、ありがたやと渡航し、今週もどうぶつの森フレンドに助けられ無事に売る事が出来た。子供に、ええことあるからついといで、と言って朝から自転車でぶらぶら。出かける時に市場のSさん、Kさん、Uちゃんらとすれ違い、無言で通りすぎようとする子供に「こら、でっかい声で挨拶せんかい」と言う。子供は「こんにちは」と小さな声で挨拶をする。「でっかい声やゆうたやろ」と言っていると、Kさんが引き取って「きこえたきこえた、おはようさん」と言って、子供ははにかみ、私たちは出かける。走りながら、挨拶せえと子供に言っていた私が、誰にも挨拶しなかったなと思った。公園の日陰に行き、カバンの中からSwitchを取り出してコントローラーをわける。YMさんのおかげで儲けが出たので子供の住宅ローンを全額返済しようと思ったのだ。99000ベルの袋をつくってホイと渡すとありがたみがないなと思ったからもったいぶって1万ベルずつの袋にしてローンの残高ぶんを空き地に並べていく。はい、これ取っていいよと言うと、子供は無言で袋を回収しているので、こら、あっこさまのおかげです、ありがとうございましたて言わんかいアンダラほんまみたいな事を言うと、あっこさまのおかげです、ありがとうございましたとゲーム画面を見ながら声を出している。ゲームに夢中になりすぎて心がまったくこもっていない、いいぞと思い、子供は私にもたれてゲームをし、私は壁にもたれて海を見た。今日も小さな公園には母子連れと子供たちが密集している。みな一斉に来て同じタイミングで一斉に帰るので、知っている人同士が待ち合わせをしているのだろう。母子連れでにぎやかに密集している公園の様子を見ると、スイミーの話を思い出す。今の状況における生存戦略として圧倒的に正しいと思う。どうか平和に過ごしてほしい。午後からは妻子が出かけ、昼は昨日に引き続き、Pフェのカレーにもっこすのニラコショーを合体させたもので、これがクセになりそうだ。プロ野球チップスはザック・ニールと則本昂大。よし、という気持ちに。公園で集まっている母子連れを見て応援したいような気持ちになるのとまた別の部分の感情で、コロナ以前の昔から、自分はそういう輪には入れなかったし入らなかったので、公園で子供がひとりで遊んでいて、母親もまた一人でベンチに座ってスマホを見ているような所にシンパシーを感じるというか、胸が痛いような気持ちになる。そういうお母さんと子供を見た時は、気付かれないようにどうぶつの森で言うところの「ピカーン」みたいな、ハッピーな感じになるようにみたいな祈りみたいなリアクションを送っている。夜はメルカリ作業。

公園

 5月13日水曜日。近所をうろうろして適当な想像をしているのだが、きのうくらいから消毒用のアルコールが出回っている気がする。正確に書くと、消毒用っぽいアルコールだ。やはり度数が重要な感じで、ちゃんとしたやつは度数表示されているんだけれど、出回っている商品のほとんどは度数表示がない。でもこれがパチもんなのかと言えばそうではなく、店にも商品にも消毒用とは書かれておらず、ちゃんとエタノール配合、エタノール(溶剤)、肌をすこやかに保つ、みたいな感じで書かれている。私には全っ然わからないのだが、これって効くんだろうか。というような事を店先で考えてもなんかわからないから、ないよりそらええんとちゃうかな、と小ボトルを買う。少し前はこういうのすらなかった気がするので、こういうのがどこにでもあるという事は、度数70以上のやつもそのうち出てくるのだろう。一軒だけ度数70のボトルが置かれている店があって、最後の一本を買った。朝は子供は食パン、わたしは昨日買ったF食品の絹揚げを食べたらこれがおいしくて、続けて2つ食べた。これはおいしい、もっと買わなあかんと思って昼から市場に行き3つ買った。Aでは鯛の塩焼きが売られていて、大晦日だったら同じようなのが祝い鯛として3千円くらいするのだがAのやつは500円だった。昨日たくさん買い込んだので今日は特に買うものもなく、Mでミックスジュースを飲んで帰る。市場に行く前に、昼ごはんにとUでたこ焼きを買い、たこ焼きを持ったまま犬やら子供やらを追いかけるあれもあって、公園で盛大に転んで尻もちをついた。こんなにがっつりと転んだのは久しぶりやなと尻もちをついた状態でぼーっとしていると、近くにいたおっちゃんらがすかさず大丈夫かいな、みたいな感じで話しかけてきてくれて、おとうさんしっかりせなあかんでみたいな世間話をした彼らは、誰もマスクをしていない。公園にもいろいろあって、マスク度の高い上品な感じの公園もあれば、マスク度の非常に低い、昼間から酒盛りをしている人らが集っているようなあれな感じの公園もある。わたしがコケた時に大丈夫か、しっかりせえよと笑いながら話しかけて来てくれるのは後者の公園だ。妻がPでカレールーを買って来たのでそれにもっこすのニラコショーを混ぜて食べる。事情あって株を明日中に全部売らないといけなくなって、どうするべみたいになっている時にMMから、きみはワシの頭をのぞいたのかというようなタイミングの見事さで、うちの島は明日カブ価のピークが来る気がする、という連絡。それに賭ける。