はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

このストリートミュージシャンがすごい

僕は昔の、主にアメリカで録音されたブルースやフォークソングを聴くのが好きなんですが、当時(例えば1930年代)はこういった種類の音楽はわざわざ民俗学者が機材を持って録音しないと後代に残されなかったわけで、よくこういう宝物をわれわれに残してくれたなあと、いつも聴くたびに演奏者に対するのと同じくらい記録者に対して感謝しているけれど、今の時代って昔と比べたら考えられないくらいにみんなが携帯電話やデジカメなんかの記録媒体を持っていて、それを世界中に向けて一瞬で配信できるわけで、21世紀は誰もがアラン・ロマックスになれる時代なのだ。最近はずっとそんな事を考えながら、ひまをみつけては様々な国で通行人たちによって「記録」されたストリートミュージシャンの映像をyoutubeで探していた。その中でも、今から紹介するこの二人は僕にとってはだんとつにカッコよくって、どちらも表現者としてのエネルギーがほとばしっている若者ではなく揺り籠か棺桶かでいえば棺桶に相当近いような年寄りなんだけど、この二人の演奏を見ていると本当に「人間は、年をとらないとだめだな」という気になる。だから生きようぜ加護ちゃん。まず最初に紹介するのは、ベラルーシで豆電球(!)を持って、ブラインドウイリージョンソンばりのスライドギターを弾くおばあさん。彼女の演奏と町を歩く人々の様子、風景が全く合っていないのがすごい。

Blues from old woman (Belarus)


そして次に「これはすごい人を発見した!!!」と思わずモニターの前で拳を握り背筋をのばし正座して見てしまったのがこのおじさんで、あまりの衝撃のため目が覚めて朝まで眠れなかった。もう、ウィルコ・ジョンソンよりもかっこいいと思う。ロシアかどっかの人なんだろうか?さっきのおばあさんは電球を持っていたけどこのおっさんはスーパーの袋を手にぶらさげている。ひらひら揺れる袋におっさんの確かなステップ、かきならされるギター。「ロックンロール!」と叫ぶ事がこれほど似合う人もいないと思った。ロックはここにある。だから生きようぜ加護ちゃん。この映像を見て僕と同じように衝撃を受ける人がひとりでもいてくれたらうれしいです。本当にこの人大好き。

Дед жЖОт

その他、路上の肖像


世界には本当に色んな人がいる。今回音楽世界紀行(インターネット上の…)をしていた中での、極一部を紹介。またそのうち追加するかもしれません。もし「平民さん、この人すげーかっこいいよ!」みたいな人を知っていたらブログでもメールでもツイッターでも何でもいいので僕に教えてください!

マニラの一本腕ギタリスト



One hand guitarist

サンディエゴの腕がないギタリスト


No Hands Guitar Player

ウガンダ(?)の路上ミュージシャン


African Blues

パキスタン(?)の少年


hidden talent of punjab

インドの猿使い


Shahrukh Khan Weds Rani Mukherjee

ドラム編

ショッピングカートとカラーコーンでバケツのドラムを固定してる人。

D.C. Street Drummer

なんでも叩く人。

The Macworld Song - by Larry "Bucketman" Hunt

最後、地面に叩きつけるのがいいです。

Crazy Drummer in Ottawa

9月12日追記:ボツワナ・ミュージック・ギター(Botswana Music Guitar)関連

はてなブックマークでb:id:okra2さんに教えて頂きました。多謝!
http://www.youtube.com/user/Bokete7
僕はこのかた(Bokete7さん)のあげている動画群を初めて見たのですが、宝の山だった。そもそもBotswana Music Guitarていうのは何かのシリーズ?なんだろうか。全然わかりません。
このRonnieさんというかたの演奏がたくさんあって、彼のスタイルはオープンチューニングにしたギターを右手でかきならし左手を下からではなく上から指板にかぶせるというもの。スティールギターの奏法をそのまま立てたような(?って、相当ヘンだけど)感じ。一時期スラッピングスタイルのギターがおもしろくて色々聴いてたりあと最近だとEwan Dobsonさんとか面白いなあと思って、
(参考)http://www.youtube.com/results?search_query=Ewan+Dobson&aq=f
このRonnieさんにしてもそうなんだけど、こういう人を見ているとギターの弾き方って、いやギターってほんと自由なんだなと思う。ここから話を広げて映像を紹介していくと「ストリートミュージシャン」ていう一応の枠組みから外れて収集がつかなくなってしまうのでRonnieさんに戻ります。僕が見た中でよかったのはこれ。

Botswana Music Guitar - Ronnie - "Happy New Year 2011"


今度は同じ曲を、立って弾くスタイルで。こんな弾き方はじめて見た。見えないテーブルでもあるみたい。相当ヘンです。

Botswana Music Guitar - Ronnie - "Tune 2011"


デュオです

南アフリカ

Hannes Coetzeeのスプーンギター
ストリートミュージシャン、じゃないんですが、色々見ていく中でハッこういうスプーン奏法があったのか、とびっくりした。マンス・リプスカムというブルースマンはナイフで弾いていたし今回紹介した一番最初のおばあさんは電球で弾いていたしスプーンを使う事自体は他の人でもやっていると思うのですが、口にくわえてこういうスタイルで弾く人を僕は知らなかったです。

spoon guitar


スプーンギターの映像を漁っていた時に見つけた。南アフリカのなんかのフェスでギターを弾く人。かっこいい。

Karoo Kitaar Blues

ブルキナファソ

これ、なんかのクリップなんだろうか。メロディがやばい。すごくいい。

Papa Dao

再度ボツワナ・ミュージック・ギター

もっかいボツワナに戻ってきます。

Botswana Music - Segaba - "Morena"

Botswana Music Fenjoro - Babsi - "Dirisa Kgotlopo"

Botswana Music Guitar - Western - "Sekukuni"

ストラスブール


You'll Never Believe This With Your Own Eyes

Beautiful girl singing in Strasbourg

バルセロナ


Barcelona Best Guitarist Ever - Agustin Luna And His Little Friend

アイルランド


Awsome guitar player in Ireland

ニューヨーク


Crazy Musician in New York Union Station

ブリュッセル

サティスファクション!

Old street guitar player

ニューオリンズのビッグママ・サンシャイン


"Big Mama Sunshine" in the French Quarter, New Orleans
ニューオリンズはなんというかもう…奥深すぎます(後日まとめるかも)。

9月13日追記:エジプトで何が起こっているの???

ツイッターで[twitter:@smegma_butter]さんから教えて頂きました。感謝!

これは…いったい…何が起こっているの???衝撃でした。こんな音楽が路上で爆音で奏でられているなんて。エジプトの音楽どころかエジプトの事を全く知らなかった自分が恥ずかしい。これ聴いた瞬間に思った!エジプト行きたすぎる!!!なんかあらゆる意味で狂ってる気がする。音割れまくってるけど気にしないで!僕も路上で狂いたい!!!


あまりにも謎なんで調べようと思ったのですがアラビア語の壁!何がなんなのかさっぱりわからない。それ以前に情報がないです。唯一、@yudayajazzさんというかたが夜中にたくさんのエジプト映像を発見し大興奮している様子がトゥギャッターというサービスにまとめられていました。ここでたくさん貼られている映像もすごいです。ほんとどういう音楽なんだろう…。謎だ。エジプトでいったい何が起こっているの???
http://togetter.com/li/137803


ダンス


先ほどリンクを貼ったトゥギャッターに「結婚式で演奏するみたい」と書かれていたのですが、たしかにこの映像の3分すぎくらいから何かの入場シーンみたいな感じになって、3分20秒くらいから花嫁さん(?)らしき人の姿が少し見えます。


街並みがすごくいいかんじ。この風景見てたら今すぐエジプト行きたくなりました。


ストリートじゃないけど。もうドラムなのか爆竹なのか区別がつきません。


誰かエジプトに行ってこの人たち何なのか、エジプトで何が起こっているのか調べてきて!!!
(少しでも知ってる人いたら教えてほしいです)


世界は広い!この、探せば探すほど混沌とした路上音楽の世界の迷路にはまって脱出できなくなる感じが恐ろしく、そして心地よいです。冒頭にも書きましたがもし「この人すげーかっこいいよ!」みたいなかたをご存知でしたらブログでもメールでもツイッター(http://twitter.com/heimin)でも何でもいいので僕に教えてください!世界の旅は続く。次はどこへ行こう。