ブックオフでジェイムズ・エルロイの小説が大量に100円になっていたので何冊か買ってきてなんとなく読み始めた。レイテ戦記を読まなきゃいけないなあと思って去年からコツコツやってるんだけどつい中断してしまう。エルロイの前は50円で売っていた伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を読んでいてこれはすぐに読み終わった。その前は寺山修司の「ああ荒野」を読み返していた。要するに、レイテ戦記がなかなか進まないのだ。これが最近の悩み。「(500)日のサマー」という映画をみにいった。男子目線の映画だから仕方ないんだけど見てたらなんかサマーが気の毒になってきた。ところで復活したスピードの武道館ライブをテレビで見たんだけどすばらしかった。サマーよりスピードのほうがいい。なんでかっていうと、500日のサマーと違って今のスピードは、男が女に抱く幻想を全てぶち壊してそれでも「だからどうした?」と少なくとも表向きは何食わぬ顔でアイドル稼業をやっているように見えるからだ。トムが描くのはサマーという幻想で、実際のサマーは当然そこからズレていきトムから離れ映画は終わってしまうんだけど、スピードの四人は終わらない。あの十代前半の絶頂期から解散、そして「うへ…きみら、何でそうなってしまうんや…」というようなそれぞれの自分探しの時代を経て「おまえら!それでもな!人生は続くのだ!」と、かつて幻想を抱き勝手に失望した我々をあざ笑うかのように再結成する。そして艱難辛苦乗り越えて大人になった今もう一度あの頃のヒットソングを高らかに歌うのだ「味気ない大人にだけはなりたくないから!」と。見る前に、う…上原多香子以外は…全員ヨゴレやなあ…などと一瞬でも考えてしまったぼくは、圧倒されたのだ。「だから何?いつまでも女に夢を見ないでね。あなたになくて、私たちにあるもの、それはスピード!」恋は幻想なんかじゃなくって幻想が終わってからが恋なのだ。「(500)日のサマー」というのは、あれは恋の映画としては途中で終わっている。ではその先はどこにあるのか。なんと日本の、東京都千代田区、武道館にあったのである。仁絵ちゃん、苦労したんやなあ…。トムはスピードの武道館ライブに行くべきだった。それが恋!よくわかんないケド!隋、唐、宋、元、明、シ、シ、シ、島袋寛子おおおお!さんに伝えたい!部屋で小バエが死にました。
