あれは何泣きなんだろう

 以前、何かのイベントでハーバーランドに須磨海浜水族園の出張所が来ていた時にぬり絵のコーナーがあって、塗った絵を専用のアプリをダウンロードして見ると絵が飛び出して動き出す、みたいなおもしろい仕掛けがあった。閉場間際に行ったのでスタッフの人から「いっぱいありますので」と余分にぬり絵の紙をもらって、これでまたいつでも家で遊べるなと思ったまま行方不明になっていたその紙を、今朝どこからか子供が出してきて甲羅の外周が黄色と金色、中が虹色のカラフルなウミガメに仕上げていた。あの時のアプリは名前なんやったっけな、とスマホの中をいろいろ探して久しぶりに起動したぬり絵アプリ(「daub だーぶ ぬってポン! 3Dぬりえ」)をかざすと今塗ったばかりのウミガメがびよんと飛び出してきて、子供にスマホを渡すと大よろこびしている。そして「かわいくて涙がでちゃう」と言って目をぬぐっていた。ここで私は考えたのだ。最近、コロナのあれやこれやがあって、手で目をこするなという注意をしつこくしているので、子供にとっては「目をかく」という作業がずいぶんとめんどくさいものになった。だからこれは、単に目をこすりたくてそのように言っただけなのか、それとも言葉通りに、うれし泣きみたいな感情があってただ素直に言葉を発しただけなのか、どっちやろうと。私の中に1080個ある考えるテーマのひとつに、うれし泣きは後天的なものなのか、それとも先天的なものなのか、というのがある。どうだろう、わからない。本能なのかもしれないし、ううむ、でもやはり、悲しいとか痛いとかで泣くのと違ってうれしくて泣くのは社会的に獲得していく感情じゃないかという気もする。幼児のうちからうれしくて泣いてる子は見たことない気がするんだよなあ。と書いたそばから思い出したが、昨日SNSで、周囲から駄目な子だ駄目な子だみたいに言われていた4歳くらいの幼児が、別の大人に「あなたはとってもかわいいんだ」と肯定の言葉をかけられて泣き出してしまうという動画を見たけど、あれは何泣きなんだろう。書いてて思ったけど、うれし泣きとは違うわな。安心して泣くみたいなやつだろうか。炒めるまでの心のハードルが高くて一週間くらい冷蔵庫に置いていた高菜をようやく炒める。唐辛子の代わりに、寿がきやの「辛辛魚」てラーメンがあるんだけどそれの辛子パウダーを使って辛味をつけてみた。その勢いで、買って来たグリーンボールと白菜の漬け物も切ってタッパーへ。