朝から海がきらきら光っていてきれいだ、くらいしか書くことがない。エスキモーは雪をあらわす何種類もの言葉を持っている、みたいなあれで言うと、日々の海面をあらわす少なくとも10種類くらいの言葉を持っていたい。コロナウイルスの影響でモザイクやハーバーランド周辺も観光客は少なくなっていて、朝などはたまにジョギングする人とすれ違うくらいで誰もいないこともある。そんな時も海だけは、おだやかな気候の日差しに照らされてきらきら、きらきらと光っている。おととい、BE KOBEの周りを自転車でうろうろしていたら、子供が手に持っていた人形を落とした。10mくらい進んでから(その事を訴える子供の声に)気付いて、くるっと自転車を反転させて戻ると、4、5人のグループだった男の子たちの一人がたったったっと軽やかに走って行ってぬいぐるみを手に取り、たったったっとこちらに走ってきて子供に渡してくれた。どうもありがとう、と言うと無言で下を向いて走って行った。シャイな若者だったのかもしれないし、言葉の通じない旅行者だったのかもしれない。こんな小さな事は書いておかないと忘れてしまう。わたしはますますBE KOBEが好きになった。「これは市民が神戸市民であることの誇りです」みたいな無粋な説明看板を撤去してくれたらもっと好きになるのに。たかだか人間が乗ってひびが入るようなしょぼい作りではなく、丈夫な作りにしてみんながガシガシ上に乗れるようになったらもっと好きになるのに。Rにて。SのS薬局でトイレットペーパー販売に長蛇の列ができ、喧嘩になっていた、と。おもしろがってその話を聞いていたら「わたしもいっぱい買ったで〜〜〜」と近所の人が話に入ってきてなんかおもしろかった。旧グッゲンハイム邸に行って、明日用のZINE作りの最後の仕上げ。グ邸もコロナのあれでイベントのあれとかが大変らしい。愚かな総理大臣、1秒でも早く退陣してついでに墓に入ってほしい。