アバラ肉の仕込みをぼんやりと眺めていた

 毎日、映像研の公式サイトにあるプロモーションムービーを刷り込みのように視聴させられていると、次第に主人公の三人にも愛着がわき、色づかいも音楽も、動きも、子供向けによく出来ているものだと感心する。子供向けちゃうわ。放送自体は夜中なので見ている中心層は二十代、三十代だろう。だからこそ。話の細かいところはわからないけれどなんかおもしろい事が起こっている、と幼児に思わせるアニメはすごいなと思う。活字だらけの本にはそんな力はない。コロナウイルスのあれについて、自分たちに出来る事は手洗いやらうがいやら、避けられるなら人ごみを避けるとか、地味ながらもはっきりしていて、そこをちゃんとやっているのなら、あとはもうなるようにしかならない。一番あかんのはやっぱり100点を目指そうとするあまり精神を疲れさせてしまうことで、手を洗ってうがいをして、食べて寝る。あとは楽しく生活しているのがベストな方法なのだとは、どんな医者だってそういうだろう。つまり考えすぎても仕方がない、みたいな話をする。精神が疲弊し自らが病んでしまう、あるいは、それが他者への攻撃へと転化する、みたいな「いやな感じ」を私たちはほんの十年ほど前に見たばかり。ただ、ほんの十年ほど前よりも、自分たちの暮らす社会の様相は残念ながら、あきらかに、「いやな感じ」との親和性を増していて、なんて話は、すればするほど疲れるだけだ。スーパーにもホームセンターにも人が少ない。震災以上の経済打撃になる可能性、みたいな全国ニュースを今朝みて、長期的にはわからないが、短期的には確かに、その文字面が実感としてわかる気がした。朝はえのきとほうれん草と豚肉を少しの塩胡椒と酒、カレーパウダーで炒めたやつをご飯にぶっかけたやつ。ハーバーランドでのんびり過ごし、市場へ。マルヨシでミックスホルモン、ミックスジュース、味一でたこ焼き。夜、NからSYへ。Nではアバラ肉の仕込みをぼんやりと眺めていた。