風が強い。こんな時に思い出す曲はなんだろうな……なんて考えながら海を見ながら自転車を走らせていると、一瞬風が静かになったあと、視界の少し先で竜巻のような形に海面に飛沫がどばっと起こって、波が空に舞い上がった。なんだかやばい所を走っているのかと思ったと同時に電動自転車ごと持っていかれるような横風にハンドルをとられそうになって、これはあかんと思ってすぐに海から離れた。最近子供に、人に会った時は挨拶するように、何かしてもらった時にはお礼を言うように、みたいな事をわりとしっかり目に教えていて、そうなった時に否応なく突きつけられるのは、私自身がいかに他人様にまともな挨拶をしていないかという事実である。教えるからには私も、他人様と目を合わせ、最低限の挨拶をするみたいな生活をしないといけないわけで、子供様のおかげで社会生活を学び直している感じになっている。他人様と目を合わせ、おはよう、こんにちは、こんばんわ、ありがとう。そんな言葉を口から発している。去年か一昨年くらいに、子供にパチンコ屋を体験させてやろうと思って入ったら、扉が開いた瞬間店員があわてた感じで小走りで来て、ものすごく丁寧な、そして有無を言わせぬ感じで「お子さんは入場出来ませんので(入って来ないで下さい)」みたいな説明をされた。そういう法律なんだから仕方がない。今はパチンコ屋ってこういう風なのかと思った。その時に初めて思ったんだけど、真夏に赤ちゃんを車の中に放置して親がパチンコをしてる間に死ぬやつ。あれって、そもそもパチンコ屋に赤ちゃんを連れて入れないんだな。99パーセントの人にしたら「幼児を連れて行く場所ちゃうやろ虐待やろ」となるだろうけど、世の中には赤ちゃんがいてもパチンコ屋に行きたい人はいて、そういう人間は幼児をどっか(車の中)に置いとかないと入れないのか。これは善悪とか倫理とか、そういう話をしてるんじゃなくてな。