はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

かまぼこの板

 かまぼこを切るたびに思い出すのだが、かまぼこって身と板に別れてるじゃないですか。子供の頃、母親がかまぼこを切った後の、板にまだ残っている薄い身(かまぼこ)を爪とか歯でこそいで食べるのが大好きだった。何もなくなった板もしゃぶっていた。かまぼこ本体は特別好きでもなかったけれど、板に付いたかまぼこの残りカスみたいなやつは三食それでもええわってくらいに好きだった。それで、いま台所に立ってかまぼこを切る立場になって思うのだが、かまぼこって別に、切るのが難しくてどうしても板に一部残ってしまうような物ではなくて、何も残らない感じで板から切り離すのは別に簡単なことなのだ。なにも難しくない。で、私は子供の時はかまぼこってのは料理に使う時には必ず板にくっ付いた余剰分が出る物だと思っていたけれど、あれって、私がよろこんで食べるものだから母親がわざと板に若干残る感じで切っていただけなのだろう。そういう事が、子供もかまぼこの板よろこんでしゃぶるかなとか思って、板に残す感じで切ろうと思っても、普通に切ってりゃ身は板に残らないからわざと下手くそな感じで身を板に残して切って「これ美味いで」みたいに渡した時に思うのだった。子供は別に好きではないようだった。そのかわりというかなんというか、かまぼこ本体は好んで食べている。板が美味いのに、と思う。午前中、用事があって三宮へ。ジュンク堂で、これを書いてる今思い出したんだけど中公文庫の武田百合子の日々雑記を探していたんだけど(持ってた本だけど三鷹に住んでいた時近所に水中書店が出来てなんかめでたい気持ちになり当時の蔵書をほとんど売った、その中の一冊だった)、いざ棚の前に立ったら何を探していたのか忘れてしまって、そのかわりに大岡昇平の成城だよりを見つけて立ち読みしてたらおもろかったので買った。中公文庫の棚の横がちくま文庫で、ついでにそこもぼんやり見ていたらおもしろそうなやつがあって買った。