はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

九紋龍史進

 ツイッターを見ていて、普段テレビを見てなさそうな人でもなんかこう、ちょっと批評家っぽい感じでお笑い番組の実況とか感想をもらす。そういうのが今の時期の風物詩みたいになっていて、ああもう年末なんやなあと思ったりするけれど、うちはもうずっと、テレビがNetflix専用機になっていて、テレビの電源を入れたと同時に子供がやってきて、世界にはそれしかないのだというように「Netflix(をつけなさい)」と指定する。さっき試しに「(Amazonの)プライムビデオやったらあかんの?」と聞いてみて、ちょっと強引にスパイダーマンの(本編ではなく)1分半ほどの予告編を流しただけでぶち切れられて、しばらく泣かれ、とにかく見たい番組は5秒も見られない。それはそれでいいのだけれど、冒頭に書いたツイッターでの年末お笑い番組をお前は評論家かみたいな感じでツイートする奴、あれを見るとくそっ、おれもテレビが見たい、と嫉妬する。
 子供がNetflixでハローキティを見ているあいだ、わたしは足を投げ出して、子供の体のどこかにその足を触れさせて(そうすることで、同じ空間にいるのだというような安心感のようなものを子供は得ているのだと思う)、スマホでKindleのアプリを起動し、北方謙三「水滸伝」を少しづつ読む。今から十年くらい前、とつぜん北方謙三を狂ったように読み始めて、2011年の地震が起こった時、わたしは電車の中で「楊令伝」を読んでいた。水滸伝と楊令伝だけで34冊。岳飛伝を入れたら51冊。おそろしい。しかし北方謙三の水滸伝、おもしろいけど、人にすすめられるかっていうと微妙だ。精を放つ、て(北方表現)。それにしても。もし自由にテレビを付けられるなら。やっぱり北方謙三じゃなくてお笑い番組が見たい。いま1巻冒頭で、王進が九紋龍史進と出会うとこ。雨はやんだかなあ。窓をあけたらわかるけど窓をあけるのがめんどくさい。