はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

「流星ひとつ」一杯目の火酒

朝は雑煮にもちひとつ。人造人間キカイダーTV版の第1話と第2話を見る。子供の頃、キカイダーがすごい好きだったけど、自分が生まれる前の作品(1972年〜)だと知った。話の内容も全く覚えてないので、たぶん何か(子供雑誌とかかなあ)でスチール等を見て、キカイダーの異形な見た目に惹かれていただけだろう。ギターを背中に抱えたジローさんの記憶もないので、キカイダーの存在を知っていただけで「物語」としてはキカイダーを見ていない。同じような焦がれの対象としては「E.T.」がある。E.T.も子供の時に大好きで、祭りか何かの時に指が光るE.T.人形が売っていてそれを買ってくれ買ってくれとねだった事を覚えている。キカイダー同様、E.T.も大好きだったけど肝心の映画を見ていない。「流星ひとつ」一杯目の火酒まで読んだ。引退して収入もなくなったら大変でしょ?と聞かれた藤圭子は軽く「別に」と答える。沢木「そうかな」藤「そうだよ。だって……確かに、いままで、贅沢はしてきたよ。だけど、それはそれ、そういうこともありました、そういう時代もありました、ていうだけのことだよ。やっぱり、あたしは、家でご飯と漬け物を食べるのがいちばん好きだし、親子丼とかカツ丼とか、御飯の上に何かがのっかっている簡単なものが好物だし、服だって、セーターとシャツとズボンがあれば、それでいいし……自信があるんだ、あたし」最後の、自信があるんだってところがいいな。この章のハイライトは、注文した酒がようやく届いて、「初めまして!」と乾杯しようとする藤圭子に対して沢木が「実は、あなたに会ったのは初めてじゃないんですよ」と打ち明ける場面だろう。ここからインタビュアーとインタビュイーが入れ替わるように、藤は沢木の語りに惹き込まれていく。全然おぼえてない、どこで?と不思議がる藤圭子に対し、「当然だけどね、わからなくて」と答える沢木は、五年前に、(後に深夜特急としてまとめられる事になる旅の最終地点)パリで出会った一人の少女の話をする。