音楽を聴いて体を動かすという行為は「自然」か「不自然」か(ここで言う不自然というのはネガティブな意味ではなく、「後天的」というくらいの意味)というのが永遠のテーマで、僕はずっと「不自然」だろうと思っていた。成人した人間が「音楽聴いてると体が勝手に動くじゃないですか〜」とか言ってクラブで揺れている行為。「おまえ、そう思いたいから、そういう風に脳に指令を出してるだけだろ」と冷めて見ていたが、自分の子供を見ていると、歩き出すよりも前からスプラトゥーンのオープニング画面が始まるとドラムの音に合わせて誰が教えたわけでもないのに手をばたばたと上下させていて、今はもう立ち上がっているので、手をばたばたさせ膝を曲げたり伸ばしたりして体全体を使って揺れている。この音楽なんだけど。
目の前でこういう様子を見せられるともう、考えを変えざるをえなくて、僕が音楽を聴いても体が揺れないのは、生まれたままの状態(自然)ではなく、大人になるにしたがっていつの間にか「揺れ」を封印したという事だろう。昔の赤ちゃんってどういう風に揺れてたんだろうなあ。大正、明治よりもっと前の、江戸時代の将軍家で育った赤ちゃんとか。
朝は布美枝が作ったホットサンド、昼は昨日買った刺し身の残りとご飯。それを食べてもまだ鯛の柵が残っていたので昆布締め……を作るのはめんどくさいので簡単昆布醤油汁を作り漬け鯛にし、夕方おやつに漬け丼を食べた。弁当のおかず用に、冷凍庫に少量残っていたエビと、冷蔵庫の中でひまそうにしている食材を合わせてエビチリを作る。エビチリというか、エビブロッコリー鶏肉チリ。あとは「これいつ買ったんだっけ…使うの忘れてた…しまった…」という焼き豚を発見したので、においをかいで安全と判断はしたが一応細かく切って全体をしっかりと焼き、卵とじを作った。夜中、資源ゴミの整理ついでに外に出てポケモンGOをしていると、ポケモンGO生活40年、初めてエビワラーに遭遇。慎重にズリの実とハイパーボールで捕獲。ついでにレベル30になった。次(レベル31)は経験値50万貯めるのか。何もなかったような一日でも、書き出すとけっこうあるもんだ。相撲を見ていた時に、寒さの苦手な犬があぐらをかいていた僕の股間部分に入り込み、そうか寒いのかとその上に布団をかけ、するとその状態が心地よいのか犬は眠り始め、こうなると動けないな…と足がしびれた状態で稀勢の里と鶴竜の取組を見ていた事とか、あえて書いたので3行ほどになったが、普段はそんな事を書き記す事はなく、毎日はこういう、書くにも値しないつまらない事の繰り返しで出来ていて、そして、つまらないな、だるいな、退屈だな、なんて感じるのは生きている人間の特権なのだろう。相撲が終わった後にNHKでやっていた村山聖のドキュメンタリー(東出昌大が村山聖が暮らした町や関わった人々を訪ねる番組)に引き込まれた。