はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

風のような思い出

さすがにこれだけ毎日スプラトゥーンスプラトゥーンと騒いでいたらフレンドの数人は出来るもので、今日は新しくフレンドになった人(ツイッターで名前を知っている方やこれまで全く接点のなかった方)とナワバリバトル(インクの塗り合い)を数試合した。湯船につかりながら思ったのだが、近い未来に自分がもし死んでしまって(遠い未来なら記憶にも残らないだろう)、ツイッターなりこの場所なりでログイン状態のパソコンからその旨が報告されたとしたら、今日いっしょに試合をした人達はきっと、「あ、おれ(わたし)あの人とオンラインでゲームやった事あるな…」というような振り返り方をするんだろう。自分たちは家族だったり恋人だったり友達だったわけでもない。ただ3分間で終わるゲームの中で、鉄砲のような武器を持ったお互いの分身とつかの間すれ違い、イカになって追いかけあったり、インクを撃ち合っただけの間柄だ。インターネットを始めた頃は「リアルとネット」みたいな分け方を僕もしていて、コメント欄や掲示板、メールでやりとりした人とはいつか実際に会うものだと思っていた。相手の目を見て酒やコーヒーを飲んだりする事がこの(ネットでの)関係の行き着く先だと。でもそれなりに長く同じアカウントでネット世界に住んでいてわかったのは、僕たちはおそらくこの先も出会う確率が限りなく低いという事だ。そして、「あの時ツイッターでお気に入りに入れてくれたな」とか「一度だけはてなブックマークされたな」とかそういう淡い関わり合いの中でこれからもモニター越しに交流を続ける。ノックして入って来るのも自由なら、出て行くのも自由。たまにかわす短い言葉のやりとりやFavのボタン(スプラトゥーンだと、ナイス!)が関係のサーチライト。風呂から出て、冷蔵庫に入れておいた冷えてホッピーを持ち、窓を開けると夜風が涼しい。僕たちがゲームをしてハイカラシティで出会い、去って行くのは、それはいま心地よく肌にあっている風のような思い出だ。