日曜日、三年ぶりに日本で酒を飲んだ。日本でと書いたのはすでに先月メキシコで小さなお祭りに参加した時ジュースにテキーラを混ぜられ、それを知らずに飲んで炎天下、体がフッと浮き上がるようななつかしい感覚をおぼえ「あ…こうやって終わるのか…あっけなく…」と、僕の禁酒は終わってしまったからだ。小さな飲み屋で、ついでだからレバ刺しをたのんだ。詳しい事情をいまいち知らないのだけど、食べながら「まあ、別にこれがなくなってもものすごく困るほどでもないな」と思った。なんでもいいや。その後で食べたそら豆の方がおいしかったな。だから今日は、家で焼いた。茹でるよりも焼いた方がコクが出てウマいという話だから、焼いた。以前のように、あけても暮れても酒を飲むような事はないと思う。人に心配されないような、そして何より自分自身が、酒を飲んでいる自分自身の事を好きでいられるような、そんな酒との付き合いかたをしたいと思う。三年間、ほんとによくがんばった。
酒と煙草（三年前の日記）
http://d.hatena.ne.jp/heimin/20090713/p1
