うるう年だから記念に日記でも書いておかないと…と貧乏臭い事を考えてしまった。年をとった証拠だろう。と思って昔の日記をさかのぼったら、わりと毎回2月29日には何かしら書いていて、おどろいた。自分でもそんな記憶が全くないのは、単に意識していなかったからだろう。いつものように淡々と日記を書いていて、それがたまたま2月29日だった、というだけの話だ。
2004年2月29日
http://d.hatena.ne.jp/heimin/20040229
2008年2月29日(リンクを貼った動画は削除されていた)
http://d.hatena.ne.jp/heimin/20080229/p1
日付が変わった深夜、夜の猫でも写真に撮ろうかとカメラを持って出かけると、ジャンパーの袖に小さな雪の粒が落ちた。もう、降ってきたのか、と思いビルや電線にさえぎられた空を見上げてシャッターを押す。「明日のお昼まで、ずっとずっと降るみたいよ」と前から来たおばはんがしゃべっているので、誰に言っているのかと思って目を見たら、どうやら僕に話しかけているようだった。「そっか。じゃあ洗濯できへんなあ」と答える。おばはんはコンビニの前まで行き、ゴミ箱に両手をつっこんで、何かを探している様子だった。食料だとするならば、コンビニのゴミ箱というのはずいぶん要領の悪い探し方だな…と思った。いや、おばはんもプロだろうから、食料ではないだろう。缶、ビンなら隣だし、雑誌だろうか。ま、どうでもいいやと思っていつもの場所に行っても、いつもの猫はいなかった。あ!あのおばはんが猫だったらおもしろいな、といっしゅん僕は思ったのだった。雪の粒はまだ小さく、タクシーのヘッドライトに照らされる様子は、雨とそれほど変わりはない。帰って寝よう。朝起きると、窓を開けた僕は、空一面に雪が舞っているのを見て、それから眼下の庇の部分にかくれた猫に話しかけるのだ。なあ、昨日は何か見つかったん? もう4時か。あいつは朝のうちにしかあそこにいないから、だから今日は、早く寝よう。