はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

テレビブロスのコラムの後書き(最終回)

約三ヶ月間にわたったテレビブロスのコラムが、今出てる号で無事最終回になった。とにかく原稿料をもらって雑誌に文章を連載する、というのが初めての経験だったので緊張した。離陸したはいいけれど、どう着陸していいのかわからない。人生相談として始めた連載が早々に人生相談とは全く違ったものになってきて、成田空港から大阪に向けて飛び立ったつもりが、気付いたらニューギニア方面を飛んでいた。そんな感じだ。あと、ネットでのアクションと全く違い雑誌だと書いてから掲載までにタイムラグはあるし、反応もダイレクトに返って来ない。これも、インターネット生まれインターネット育ちのような自分にはとても貴重な経験だった。保坂和志さんが何かの連載でたしか「反響依存症」という言葉を使っていて、その単語を何度も思い出した。何もかもが新鮮だったし、この三ヶ月で自分は、いくらか成長出来たと思う。なんというか、こういう言い方しか出来ないんだけれど、自分のつまらなさを知った。これはネガティブに言ってるんじゃないんだけど。ネガティブに言ってるんじゃないって事だけは伝わってほしい。つまらなさ。そこを知って、見つめる所から(いや、見つめるのはもういいのかな、という気もしている)今年も始めよう。斜に構えたりシニカルになったりする事なく、コツコツ凡庸な歩みを続けて行くしかないな。文章や写真に関してはまたどこかの雑誌や媒体に書いてみたいので、ここを見ている気骨のある編集者がいれば連絡下さい。読んでくれた人たち、本当にありがとう。もし街で僕を見かけたら「あの時のアレ、読んでたよ」と声をかけて下さい。ものすごく気持ちを込めて書いていたものだから、いきおいで抱きしめてしまうくらいにすごく喜ぶと思います。そして引き続きメールアドレスも公開しているので感想などあれば送って頂ければ。最後に、これだけは書いておこう。年末に渋谷クアトロで二階堂和美のライブを見に行った時、終演後、僕はたまたま暗闇の中であなたを見かけて、気軽に声をかけに行きました。人の波をかきわけて肩をポンポンと叩くと、振り向いたあなたはおっさんにも関わらず泣いていた。あの時に、僕は(今回の連載で)こういうおっさんにコラム執筆者として選んでもらえたのだな、と思って、すごく誇りに思いました。前田隆弘さん、どうもありがとう。