ちょっとバタバタしてて書く余裕がなくて随分遅れてしまったんだけど、後書きもめでたく三回目になりました。今回は25ページにのってます。手元にある俳句歳時記を見るとダリアの花は「夏」の季語に分類されているけれど先月から今月にかけて僕は随分とたくさんのダリアを見ていて、その時の気分なんかを書いています。「人生相談」というジャンル自体は食パンくらいどこにでもあるものとはいえ、今テレビブロスに書いている「豆腐ぶっかけ丼」&猫のような形のものはあまりないんじゃないかと思っている。ただ、いくら目新しい形であっても一番肝心な、それが多くの人にとって(a)読みやすいか読みにくいか、(b)面白いか面白くないかというのは全く別の話で、この連載は(a)(b)ともにクリア出来ていないのではないか、という不安は第一回目から通じてある。昔、ウェブっていうのはひまつぶしのためにあって、僕はそれをわかった上で、ひまをつぶしてもらうために踊ってみせたいのだ、と書いた事があるけれど、じゃあ今僕はこの雑誌の中で上手く踊れているのかといえば、これはもう、見てもらったらわかる通りだ。仕事が終わった疲れた体で、おでんを買うために寄ったコンビニで、ついでに雑誌を立ち読みしている人には僕の文章はおそらく読まれないだろう。発表される場所が平民新聞ではなくテレビブロスという雑誌である以上ぼくは完全なアウェーなわけで、どこの誰かもわからない人間がいっぱしの事を書いているだけでは誰も立ち止まってはくれない。じゃあどうするか。何をどう書くか。そんな事を今回も試行錯誤、自問自答しながら書いた次第です。仕事や会社、散歩からの帰り道にでも本屋さんかコンビニに立ち寄って、読んでみて下さい。あと、はじめましての人でもそうじゃない人でも、読んでくれた人は感想を直接ぼくに(メールはこちら→sugkg@yahoo.co.jp)送って頂けたらうれしいです。あと、インタビューズというサイトも気が向いた時に細々と更新していますので、そちらでも質問や意見等ありましたら書いて頂けたらうれしいです(左上「インタビューする」というボタンから)。
http://theinterviews.jp/heimin3
次回は今年最後の掲載になるので、また少し違った感じで書きたいなと思っています。読んでくれてありがとう。
2011年11月28日 平民新聞平民金子 記