はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

iPhone4のカメラでイルミネーションはどこまで撮れるのか

「このカメラでどこまで出来るんだろう」と思ってiPhone4をメインカメラに、一眼レフをサブカメラにしてずっと撮ってました。自分用の資料みたいなもんなんですが、誰かの参考になるかもしれないのでのっけておきます。いちおう言っておきたいのですがこれはカメラにとってはものすごく悪い条件というか、特に携帯カメラにとっては致命的に苦手な条件だと思います。iPhoneを使うほとんどの人は撮影は手持ちだろうと思って三脚は立てませんでした。やった事はシャッターを押すだけ。日記にのせるためのサイズ変更以外は写真にまったく手をつけてません。そういうナマの状態の写真です。



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場所は大阪中之島のイルミネーション(http://www.hikari-renaissance.com/)。
中央公会堂のライトアップ(下の写真)がえらい事になってました。
人は多いのですがスペースに余裕があるので撮影しやすいです。写真が好きな人はちゃんとした(普通の)カメラを持っていくとけっこう楽しめると思う。


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ひまわりがライトアップされた時に、月が出ました。


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細かい事を言うと、ノイズが出て細部はぼやけ、はじっこの方はぐちゃってなってます。
でもそういった評価軸は携帯カメラの写真に持ち込むべきではないと思うので気にしない。


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露出補正があればいいのにな、と思った。でも「あればいいのにな」ていう機能がことごとくない所がiPhoneのいい所なんだろう。


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僕がiPhone4のカメラを(こういう条件で)使っていて思ったのは、意外に暗部がつぶれずに残っているな、という事。それはこの後にのっけてるルミナリエ編の時に初めて思った。


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おまけ:神戸ルミナリエ編

今回iPhone4のカメラが夜のイルミネーション撮影でどこまでやれるのかを試してみようと思ったきっかけは、このルミナリエの写真を撮って見た事です。「おお、イルミネーションの下の人波の、頭頭頭がちゃんと写っている…」とびっくりした。僕は四年くらい同じ携帯を使っていたので、そこからは考えられないくらいにしっかり写る。これはiPhoneの、というかこれは今の携帯カメラ全般の性能なのかしら。よくわからない。実際どうなんだろう。いま出てる色んな携帯のカメラをテストしてみたい…。


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それにしてもすごい人。
普段あまり人と接する事がないので興奮した。


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Instagram編

これは今けっこう流行っているらしい、インスタグラムというやつで僕がのせた写真です。
インスタグラムに関しては、フィルターで作られた数センチ四方のインスタントな情感(←悪い意味で言ってるんじゃないです。念の為)のあとに一体何が残るのかを頭の片隅に意識しながらやっていれば飽きないんじゃなかろうか。手軽で楽しい。

http://instagr.am/


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その他

このカメラを使い始めて二週間くらいたって、なんとなくコツというかクセみたいなものがわかり始めてきた気がします。といっても夜の写真が多い。なんかカメラをいじめてるみたいな写真。でも苦手そうな所で撮って欠点みたいなものをわかっていたほうがおもしろく使える。
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カメラを強い光源に向けると、画面にピシッと稲妻みたいな青い光が走る(三つ下の写真もそう)。最近のちゃんとしたレンズって何をどう撮ってもちゃんと写ってしまうのだけど、ぼくは例えばシグマDPシリーズの「サッポロポテト」といわれるゴーストとかけっこう好きで、なんかこう、トラブル(?)みたいなものがあった方がおもしろい。五枚上にある、車の中で犬が外を向いている写真の右側から入ってきている光の帯とかも、携帯カメラっぽくてすごい好き。こういう青い稲妻とか光の帯をなんとか活かしたいな、と思っていろいろ試してます(かっこいいゴーストっていうのがどれくらいかっこいいのかはスピルバーグの「激突!」を見てほしい。関係ないけど)。


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結論

iPhoneのカメラっていうのは「iPhoneのカメラ」っていうジャンルなんだろう。画質だけでいえば(当たり前だけど)一眼レフはもちろんのこと、コンパクトカメラとも大きな差がある。でもアプリ、ネットと組み合わせた時の、世界がなんか広がった感じっていうのは画質とかどうでもよくなるくらいに魅力的だ。


あと画質画質って言ってるけどここで僕が言う画質っていうのは例えば遠景を撮った時に遠くに一本立ってる木の葉っぱがどれくらいちゃんと写っているか、みたいな小さな話でしかないので、写真の魅力ってそれだけじゃないから、画質なんてたいして気にする必要はないと思う。


上にあげたイルミネーションの写真だと、ニートイメージとかその他ソフトで少しノイズを少なくして、あとまあ諸々細かくいじったらかなりちゃんとした写真になると思う。僕はあまりノイズとか気にしないのでこのままでいいと思うけど。まあ、イルミネーションをくそ真面目に撮るカメラではない。イルミネーション、もっと言うなら日常の中の光と遊ぶカメラだと思う。楽しいです。


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