きのうキャベツと豚肉とコンソメでスープを作ったのだけど、今日はそれを薄めてタマネギとニンジンを追加し、カレーにしようと思う。ipod、ぜんぜん使わないので人にあげようと思ったんだけど、パソコンとの接続コード(?)がどっかに行ってしまって出てこない。最近いい感じのプリンターをもらったので写真を少しづつ印刷している。おととし、今はアカウントが消えていなくなった某ハテナーのHさんに焼肉をご馳走になり、その帰り新宿のサクラヤで「これ、ぜったいに平民君の将来役にたつから!」と、クソ高い写真用紙を五千円ぶんくらい買ってもらって(というかドサッと押し付けられて)、そん時は「ぼく、デジタル写真は印刷するつもりないんで…」とかそっけなく言っていたし、実際プリンターも持っていない自分が写真用紙だけ持っていたって仕方がない、とも思っていた。でもそれが今になって役にたっている。ぼくは人間関係を構築するのが極端に苦手なのでなかなか人とうまくやれない。東京に引っ越してきた頃に何もない電気もつかない部屋でノート一冊だけ買ってきて誰に見せるつもりもない詩や散文、南方熊楠全集の筆写を一人でシコシコ書いていたあの頃の気持ちのまま今でもネットで日記を書いている。「それじゃだめなんだ」Hさんも詩を書いていたっけ。読まれない詩を書いている瞬間が最も幸せだ。でも、それじゃだめなんだ。そうなんでしょ?ぼくを外界に連れだそうと奔走してくれたHさんは今でもここを読んでくれているだろうか。ひとめ見た瞬間に、ぼくはあなたの笑顔とやさしさは、屈折そのものだと思った。ぼくと同じように。そしてまさにその屈折そのものが、ぼくとHさんのふるさとで、ぼくもHさんも、そんなふるさとから飛び出すことを夢みては失敗している人間だ。「でも、やらないとな」ぼくがそうであるように、あなたもいつまでも、ぼくのことを忘れることができない。Hさん、ひさしぶりにね、はなしたいことがあるんだ。しょぼくれたオッサン革命の話なんだけど。
