はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

ねこによろしく

みた瞬間に、おいおまえ、すげーきたねえな!という感じのボロいネコがいた。ドブにでもはまったんやろか…


足はハゲている。


いっしょにいる仲間たちがみな必要以上にキレイなのでボロさが際立つ…


ツーショット…。ボロいけどかわいいよオマエサン…。



http://d.hatena.ne.jp/heimin/20080502/p1
去年みたゴミ猫を思い出したっす。



ある時、野良猫の寿命ってどれくらいなんですかね?と、近所にいる猫バーサンに聞くと「まあ、三年か四年くらいだろうねえ」というふうに言っていて、うーん…短いよなあ…と思った。でも環境もきびしいし、仕方ないかな、とも思う。寿命が短いか長いかなんて自分が決めるもんでもないし。そういうもんなのだと思った。ちなみにこの、足の間から顔出してるネコは去年死んでしまった。だいぶ長生きしたほうだと思う。



この猫は、いつもいっしょにいた相方が死んでしまって、別の群れの中に行こうとしてたけれど、猫社会もなかなかにヤヤコシく、うまく仲間にいれてもらえないようで大変そうだった。



野良猫の場合、子供が生まれても人間に引き取られでもしない限りほとんどが大人になる前に死んでしまう。去年、猫バーサンから「いま死にかけてる子猫を見つけちゃってね、たぶん今晩もたないだろうけど、最後にミルクなめさせてあげようと思って買ってきたんだけど、いっしょに来る?」と言われたのでついていったらば、ほんとうに虫の息の子猫がいて、結局ミルクをなめることなく死んでしまったので、見たからには仕方がないかと思って地面に埋めた。



あーいう時なぜか、まるでそれが自然なかたちであるかのように平たくなった地面を見ながらつい両手を合わせてしまったりするのだけれど、そーいう時は別に子猫の冥福を祈っているわけでもなく他の何かを拝んでいるわけでもなく、明日も天気になればいいのになあ、とかそういう些細なことを考えているのだ。



ちなみに前に写真をのっけたことがあるこの猫は去年自動車事故にあってビッコになり、すっかり臆病な性格になって人間に近づかなくなった(たまに近づいてくるケド)。けど今も元気に三本足で走りまわっている。



猫社会もずっと観察していると人間とそんなに変わらないなあ、というような感じさえしてくる。喧嘩して絶縁したかと思えば時間がたって仲直りしてたり、くっついたり離れたり仲間はずれにされたり横恋慕してたり。器用な猫もいれば間抜けな猫もいる。ひたすらヒマな上に気が長いので一日中猫軍団の中に身をおいていたりすると色んな人間模様というか猫模様が見えてきておもしろい。



こいつはいつもこんな感じ。ひたすら寝てる。






日中はすっかりあたたかい日が多くなってもうすっかり春だよなあ、さてボロネコは元気やろか…、なんてことを考えながら今日も散歩に出かけるっす。あとこのまえ今年最初のたんぽぽを見つけて、ああこのタンポポ、おれが呪文をとなえた瞬間に一万円札に化けたりして、そしたら今すぐラーメン食べにいくのに…!もうやんカレー食べに行くのに…!テレビショッピングでやってたマーブルコートのフライパン買うのに…!…なんて空想してたらしばらくのあいだ楽しかった。



ねこによろしく。