自分自身にもそういう所があるのでなんとなくわかるのだが、紙に印刷されたものと違ってモニター越しで見るブログの場合、適度な改行のなされてない文章というのは、非常に読みづらい。これはおそらく当たっていると思うのだけど、人は他人が書いたブログに辿りついたその第一歩として、まずその瞬間にうつったモニターの光景を一枚の絵として捉える。そこで瞬間的な判断がなされるのだ。いま目の前にあるブログは「読みやすい」のか「読みづらい」のか。と、いうわけで、たとえばここ二日間のぼくの日記でみてみると、まったく改行されていないので、見た瞬間それぞれの人は「ウゲッ」と感じるのである。で、たとえば昨日の日記なんだけど、10人の人が来たとして、そのうち6人くらいは最初のウゲッで読むのをやめる。残りの4人は性格がほんわかしているのでとりあえず読み進めてくれるのだが、しかし、いくらほんわかした性格の人でも我慢の限界というものがあり、せっかく残った4人のうちの1人も残念ながら最初からの3〜4行で読むのをやめてしまう。で、最後に残った3人、この3人を簡単に紹介すると、ヒマ人と病人と本人である。ちなみに病人、というのは正確にはちょっと頭のおかしい人という意味で、ぼくもそれにあたるのだが、特徴としては非常に気分屋でありすぐにイライラするというのがあって、改行されていないぼくの日記の3〜4行目まで読み進めたこのほんわかした3人のうちの2人、病人と本人(ぼく)は、半分くらいまで我慢して読むんだけど、だんだんイライラしてきたり急に飽きたりして、途中でパソコンの電源をおとすなり、他のブログを見たりする。で、こんなこと書いてて結局何が言いたいのかというと、だいたい全く改行入れずに日記を書いた場合、10人の人が来てくれたとしても最後まで読んでくれるのはそのうちの1人くらいであって、いま書いてるこの日記もいい加減改行せねばという事をぼくも神経症的に気にしてるんだけど、気にしだした時点ですでに手遅れであり、せっかく来てくれた10人のうち9人まではすでに別の世界へと帰ってしまった。残るは1名、いまだにこの行を、この単語を、この文章を読んでいるあなただけである。さて、そろそろ更新ボタンを押し私は蒸発する。今、この瞬間、ここにいるあなたは、この文章に目を通しているあなたは荒野に唯一人残された孤独な人間、否、孤独で万能な神である。だからぼくは最後にあなただけにむけて渾身のメッセージを放ちたいと思うのです。
フェラチオして〜。