はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

妖怪オハナミマン

フト、そういえばワシ、もう何年くらい花見に行ってないんだろー、とか思いました。
桜の花の下でビニルシートなんかをひろげ、酒を飲んだりワイワイ騒いだり、とかそういうイベントには、十数年前に一度だけ参加したことがあるのですが、あとにも先にもその一度だけです。とかなんとか、そういう色々な妄念がうみだしたのが妖怪オハナミマンなわけですが、相棒のトリッコ坊やをひきつれて、「花見ニ行クゾー」(ピヨピヨ)「花見ニ行クゾー」(ピヨピヨ)と呪文をとなえ、深夜、その日お花見に行った人の脳内に侵入し「お花見に行った楽しい記憶」を丸ごと吸い取ってしまう、というのが特徴です。





右腕で吸いとった「お花見に行った楽しい記憶」を左腕から、お花見に行けずさびしいなーと思っている人の脳内に注入しますので、ようするに、記憶を吸いとられた人は翌朝、お花見に行ったことなどすっかり忘れ、いつも通りにシャコシャコと歯磨きをし、記憶を注入された人は(本来ならお花見に行っていないにも関わらず!)「きのうのお花見たのしかったなー」などと言いながらガムを噛んだりします。なにが言いたいかというと、「お花見たのしかった!」とか言ってる人は妖怪オハナミマンから他人の記憶を注入されただけなのであって、「お花見行ってないなー」とか嘆いているぼくのような人間こそが、楽しい記憶を丸ごと吸いとられただけで、本当は毎日たくさんの友達に囲まれお花見ライフを満喫しているのだ、という、まあそんな感じです。オハナミマンは人にポジティブな思考をもたらす妖怪なので御座います。とかなんとか、これを書きながら、あ、おれ今年で33歳になるんだよな…なんて思いました。