久しぶりにアンテナとRSSリーダーを巡回しようと思ってポチポチ見てたらば、更新楽しみにしてた日記が二つ、いつの間にやらプライベートモード(非公開)になっていた。同じ日に、ちょっと前から何回かメールくれてた人から、やっとこさ日記はじめました!みたいなメールが来た。こうやって、ウェブに書かれた日記っていうのも、年をとったり、色々と入れかわったりしていくんだろうなーなんてぼんやりと思った。そういや以前、よく読んでいる日記に「あと五年もたてば私の名前もウェブ上からなくなっているでしょう」みたいな事が、わりと自然に書かれてあって、そん時も、うん確かに、そうだよなー、だって五年だもん、その頃のウェブ上に、ぼくやきみの名前なんて、存在している事の方が不思議だよな…、なんて、まーちょっとしんみりしたような、気分になったりもしつつ、じゃーぼくは。という話。なんやかんやで五年も日記を書き続けていると、今までも色んな人たちがウェブ上から姿を消していくのを見てきた。新しい日記が生まれ、古い日記が消えていき、みたいな、そんな様子を繰り返し見ていると、ふと、自分が今、目の前にしているこのモニターにうつる光景、モニターを前にキーボードを叩いているこの瞬間というのは、いっしゅんの幻なのではないか…、とか、さすがにそこまでは思わないけれど、でもま、この光景っていうのは、わりと儚くて、たよりないもんなんだろうなー、という感じはある。お互いに、がっしりと、その存在をつかめているわけではなく、肩と肩とがたまに触れ合うような感じ、或いは遠くからの目くばせ。五年後、2013年のぼくは、ウェブ上に存在しているのだろうか。平民新聞は更新されているのだろうか。さすがに、四畳半からは脱出しているのだろうか(希望)。生活は今よりも安定しているだろうか。そもそもまともな仕事に就けてるんだろうか。写真を撮っているだろうか。文章を書いているだろうか。ココロ社はいるだろうか。イチニクス遊覧日記は?そういや昔、犬の飼育本を図書館で借りて読んでいたらば、人間の一年=犬の四年、みたいな事が書かれてあって、ようするに犬の20歳は人間の80歳に相当する、みたいな事だったと思うんだけど、ひたすらに入れかわりが激しく、速度のはやい、ウェブの一年ていうのもそんなもんなのかなーと思う。五年たってもこの世に存在しているという、そんな保証すらないぼくやあなたが、2013年に、もしもまだ、遠くから目くばせ出来ていたとするなら、それはとてもすてきな話だと思う。いまのところぼくはそういった、ある種の奇跡を信じてみたいという気持ちでいるんだけれど。で、話はぜんぜんかわるんですが、写真は天ぷらそば。大晦日に食べました。
