はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

目、あけたら、ケニア

起きて、コーヒー。飲みつつ、煙草。んで二度寝。
昼過ぎに目覚め、散歩。近所のグラウンドで、ナンか知らんがイベントがあり、気球にガスが入れられている最中だった。かたちの出来上がった気球、今まさに空に飛びたたんとする、ふわっとした瞬間、真下から見上げてやろうと走る。思った以上にデカイ!なんて思いながら、ふと数ヶ月前に読み返した中島らも「ガダラの豚」で、主人公の娘がアフリカで気球に乗るシーンを思い出した。よく、部屋の窓をあけ、視界をふさぐ民家の壁や、あるいは近所に乱立するビルディング、マンション群を見ながら、目を閉じ、このビルの向こう、民家の壁の向こうには、一面に広がる海、が存在するのだ、というような想像をする事がある。何か大きな建物を目の前にしたとき、こいつの向こうには海があって、波がキラキラ光ってる、なんて想像をしてしまうのは、十代の頃からの癖で、いまだになおる気配無し、というか、別になおそうとする気もなく、気が滅入った時など、すぐに目を閉じ、自分はいま、海辺の町に住んでいるんだ、なんて思い込んでみるのは、わりと楽しい。だから、というかなんというか、いま自分の立つこの場所が、日本ではなく、たとえば、ケニアであっても、全然かまわない。それは、何も不思議な事ではなく、ごくごく自然な、ありふれた、と、思いながら目を開けると逆光がまぶしく、グラウンドでは子供たちがはしゃいでいる。手作りの厚紙ブーメランが二つ、三つ、空に舞い、ロープにつながれた気球は右に左に、揺れていた。

ガダラの豚に、ジープに乗った主人公たちが、湖に集まるフラミンゴの大群を眺める場面があった。フラミンゴのあまりの数の多さに湖や空が一面ピンク色に染まってしまう、というような、とても印象的な。そして、ピンク色の車両に描かれた、サクラの花と、いまだ咲き残る、バラの花。お昼はいつもの定食屋。