何かひとつの物事に対し、複数の視点を持つこと。たとえばブログとは何か、と言った問いに対して自分はどう答えるか。そういえば先日「好きになった」のヒサミチさんとお会いする機会があって、そのとき彼を前にし、自分にとってブログとは、ひまつぶし以上の何かである、と断言してみたのだけど、そういった答えは対座する相手が他ならぬヒサミチさんであったからしてみた事であって、ひまつぶし以上の何か、と答えている自分の斜め上45度(@みうらじゅん)からは絶えず、何言ってんだか、ブログなんて単なるヒマつぶし、さみしさまぎらわしに決まってんじゃん、というような声が、聞こえてくる。ま、聞こえてくる、とは書いてみたけれど、そういった、自分の斜め上45度、手を伸ばせば届くほどの位置にちょくちょく出現し、ともすれば何かを一言で言い切りがちな自分に対し、常に冷めた突っ込みを入れてくれるような存在を、ぼくはわりかし大切にしている。
と、書きながら思い出したのだけど、十代の頃、山口県の萩周辺でしばらく(趣味で)野宿していた事があって、その時毎日のように通っていた定食屋があった。ある日、今日でそろそろ、またどっか別の場所に行こうと思ってるんですよ、と主人に挨拶に行くと、ひまそうにしていた主人、やおら厨房から立ち上がり、何やらモゴモゴと、外国語でぼくに話しかけた。いっしゅんにして、なんやこのおっさん頭おかしなったんかいな?というような困惑の表情を浮かべたぼくの心中を察したか、主人は、これはニーチェという人の言葉で、「真実など何処にもない。解釈があるだけ」(←うろおぼえ)というような意味なんだよ、と教えてくれた。あなたはまだ若いんだから、ぜひニーチェを読んでみなさい。と、いうような、ぼくへのアドバイス。つーか、今だにニーチェって一度も読んだ事ないんだけど(読めよ)、その時主人に言われた言葉、本当にニーチェが言ったのかどうかも知りませんが、その言葉はけっこう印象に残っている。というか三十すぎてもこのように書いているわけだから、よっぽど印象に残ったんだろう。
さて、話は急に変わるんですが、なぜ話が急に変わるかといえば、オイオイあんましダラダラと書いてると人様から嫌われちゃうよ、という、斜め上45度からの声が脳内に響いたからなのですが、ま、そんな声が響いた所で無視してダラダラ書く時もあれば、やはり声に従おうと考え、話を短く途切らせる時もあり、結局の所、声がどうのこうのと言ってみたところで結果は気分次第なのですが、いやいや、気分次第とか書いちゃったら今まで書いたこと無駄になっちゃうじゃないの……とかも思いつつ、結局は人間のやることなんて全部気分次第ですよね皆様、つーか。よくわからんけど。で、話戻って、いや話かわって、かなあ?ウェブの話。ウェブで叩かれる、ウェブで攻撃される、ウェブでdisられる、っていうのは、いったいどういう事なんだろうなあ、というようなあれを、最近たまに考えたりする。
何が言いたいかっていうと、いきなり結論を書くんですけれど、ウェブで攻撃されたって、全然痛くないよね、て話。実際に血が流れ、歯が折れて、目が腫れるわけでもなし。ウェブでの喧嘩は、実際の喧嘩とは全く違う。ま、ぼくからすれば、目に見えない相手と傷付け合っても仕方がない。で、傷付け合っても仕方がないとこちらが思っていても、世の中色んな人間がいてますから、ある日、いきなり喧嘩を売られる事もあろうよ魑魅魍魎のウェブ世界。でもま、誰から何を言われたって、フヘッ(´ー`)ノ~とでも思っときゃいいんじゃないか、つーか。ま、たまには (;・ω・)な顔になる時もあるかもしれませんが、基本的には実際その場で自分がみぞおちにパンチをくらったとかそんなでもないんだし、しょせん言葉だけの話、フヘッ(´ー`)ノ~と相手に煙草の煙でも吐きつけてりゃよろし、てことなんじゃないかなあ……。
あ、こういうの読んでて、おいお前、しょせん言葉って、そんなこと言ってっけど言葉だけで人間は簡単に傷付いちゃうもんなんだよ、時としてそれは肉体的なダメージ以上に!とか、思う人当然いるでしょうけど、そういう話は今回はなしでっせ。つーか。当たり前だけれど、物事にはいくつもの見方がある。て、それを頭ではわかっていても、いざ、頭がカッとなった時に、そういった解釈の仕方を実践するのはとても難しい。いつでも冷静に、とか、いられるわけないしね。でもま、冷静に。ぼくは始めに、自分にとってブログはひまつぶし以上の何かである、て書いたけれど。ブログだけじゃなくて、何でもそうなんだけれど、おれはこいつの言葉で激しく傷付いた、てのは事実としてそうだったとしても、そんで、そうであるからこそ尚更、や、や、これまーしょせんウェブの世界、言葉の世界の話だし、フヘッ(´ー`)ノ~みたいな視点を、出来うる限り導入していくっていうのは、ぼくの努力目標というか、自分にもいつ、何が起こるかわからないし…そんで、なんかその方が、いまあちらこちらで喧嘩しておられる皆さんも、ラクだと思うんだよねぇ……。
以上、今回もまた、何が言いたかったのかいまいちよくわかりませんが、まあ最近つか今も昔も色々と、ウェブ界隈で起こっている仲睦まじいんだか何なのかよくわかんねー揉メ事たちを眺めつつワタクシ、ぼんやりと、もやもやと、あーだこーだと考えておる次第……なんてことを書いてみただけなんですがネ。ちなみにぼくはネット上で起こる様々な喧々諤々のお喧嘩、フヘッ(´ー`)ノ~なんて顔しながら、いつもキンタマかきながら見ておりますよ。やーねー。つうか、自分でもこういう、やーねぇ…もうなんか、自分の半径ワンクリック以外はすべて他人事!みたいな性格、直していつか真面目にネットで大喧嘩とかしてみたいズラー、とか思ったりもするんですが、まあまあ何事も平和が一番よねー、つーような、もうホントに嫌味な処世術としか言いようがないんだけれど、こういった大人のウェブ作法、すべてぼくはある人から学びました。つか、さっき書いた、十代の頃ぼくにニーチェ読めって言ったおじさんがやってるブログなんですけど、若い人にもぜひ読んでほしいと思うのでリンク貼っときます。おじさん、元気?おじさんが最近書いた「ウェブ時代をゆく」すげーおもしろかった!読んでないけど!
http://d.hatena.ne.jp/throwS/(言葉おじさんの言葉ブログ)
どう、この無茶振り?