はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

二十歳になったMちゃんへ

ポートレイト
きみがここをみるのは、2025年の、きみの二十歳のたんじょうびです。
2007年の夏に、いっしゅんだけきみのそばにいた、へんなおっさんが、ぼくなのです。
きみはもう、へんなおっさんのことも、この写真をとったむしあつい日のことも、ぜんぶわすれてるだろうけれど、おっさんの話をきいてください。


きみがここをみるころ、へんなおっさんは、もう五十歳になっています。
おっさんは、わかいころ、ねてばっかりいたので、五十歳になっても、たくさんはたらかないといけません。
おっさんは、もうオッサンなのに、たくさんはたらいているので、ひざと腰と肩が、とてもいたいのです


おぼえていますか?おっさんは、2007年の8月19日に、きみにカルピスをかってあげました。
そのカルピスをのみながら、きみがたべていたカスタードケーキ、じつは、あれはおっさんが、じぶん用に買っておいて、
風呂あがりに食べようとおもっていたおやつなのです。


おっさんは、せっかくたのしみにしていたケーキを、きみがモシャモシャと食べているのを見て、いっしゅんムカっときたのですが、
相手はまだこどもなんだ、ここはぐっとがまんよ、と思い、だまってそのまま外にでて、なきながら、ひとりで、くるまにのりました
とてもしょっぱいドライブでした


さて、きみがここをみるのは、2025年の、きみの二十歳のたんじょうびです。
さあ、いよいよ、おっさんに、おんがえしをする時がやってきました。
きみはこの瞬間を、とても待ちのぞんでいたことだと、おっさんは考えるのであります


sugkg@yahoo.co.jp


これは、おっさんのメールアドレスです。
二十歳になったきみは、五十歳になった、ひざと腰と肩がとてもいたいかわいそうなおっさんに、
いまこそ、たくさんおこづかいをくれなければなりません。連絡お待ちしております。




かわいそうなおっさんより
二十歳になったMちゃんへ