はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

手紙

 
散歩していると、道端に手紙が落ちていたので、拾った。

楽しんでもらえたかなぁ!?
良かったらまた来てNe
気を付けて帰ってNe

と書かれてある。送り主は「ひな」という、おそらくは女性である。そしてこれまた想像であるが、この手紙を受けとったのはおそらく男性であろう。男には名前が無い。しかし何故男は女から貰った手紙を道端に落としたりするのだろう。或いは捨てたのかもしれない。全ての男は女から貰う手紙を粗末に扱ってはいけない。これは健康増進法第二十五条にも明記されてあるはずだ。そして、この男が手紙の所有権を放棄した以上、この手紙はおれの物とゆう事になり、要するに、おれはひなさんから手紙を貰ったのだとゆう事になる。そう考えるのが自然である。

そこで、改めて手紙を見てみると、ハートのマークが表と裏、計四つ書いてある。何故四つのハートマークを表裏に二つづつ分散させたのかといえば、これは「今は離れているけれど、いつか一緒になりましょう」とゆう隠れたメッセージであろう。そして二つのハートではなく四つのハートであるとゆう事は、これは当然「結婚したら子供が二人欲しいので、将来は四人家族でロハスな暮らしを」とゆうメッセージであろう。要するに、彼女はどうやらおれに相当な好意を寄せているようだ。おれは返事を書くだろう。

ひなさん、お手紙ありがとう。何度も何度も読み返しました。東京は雨が降っています。もちろん楽しんだに決まっております。何を楽しんだのかは皆目わかりませんが、私はきっと何かを楽しんだのでしょう。どちらにおられるのかはわかりませんが、貴女に会いに行くのは私の使命だと思っています。結婚のお話ですが、もちろんOKです。四畳半で四人家族、立って半畳寝て一畳と申しますから、四人で寝て暮らすと半畳あまる計算です。あいたスペースで、私は金魚か亀を飼うでしょう。それではさようなら。愛する貴女へ。