はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

さよなら嵐山

朝っぱらから廊下でドンドコドンドコやかましいなあと思って目が覚めて、扉を開け様子を見ると、向かいに住む全裸の嵐山光三郎(id:heimin:20040710:p2)の引っ越しであった。引っ越しとゆうか、正確には大家からの退去勧告に従ったわけであるが。嵐山はおれと同じ家賃滞納組で、滞納月がおれよりヒト月だけ多い。で、先日来彼の部屋扉には例によって例のごとく「即刻退去すべし」みたいな赤紙がハられていて、彼自身はといえばここしばらくアパートから姿を消していた。嵐山は失踪前は近所の(おれもたまに利用する)とある商店に勤めていたのだが、おそらくその職場も無断で辞めたのだろう。大家の赤紙の横には、いつからか勤め先店主からの手紙なんてものまでがハりつけられていた(ハタから見ればオカシイのだが、少々異様な光景であった)。いわく「人として、突然姿を消すのは如何なものか。辞めるなら辞めるで筋を通すべし、云々」、まことに正しい。おれはといえば、その直視するには眩しすぎる正しさを共同住宅の扉にハりつけてしまう店主の感覚に辟易し、鼻白む思いがしたのだが。燃やしてしまえよそんなもの。まあ嵐山には姿を消す先があるのだろう。引っ越し作業(もちろん業者ではなく自分でやっている)ができるなんて、まだ余裕のある方かもしれない。以前追い出されたA君なんて、最後は悲惨なものだったからな。廊下をはさんで掃除機の音が聞こえてくる。嵐山、さようなら。お互いしぶとく生きような。今度は逃げずに家賃払えよ。ハイハイ、オマエモナ。