はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

追悼・井之川巨(犬惑星から)

http://d.hatena.ne.jp/dogplanet/

今日、なんの気なしに検索していたら、井之川さんが今年の3月に逝去していたことを初めて知った。近所に住んでた反戦詩人で、大崎図書館に寄贈されていた著書を読んで以来のファンだったからいつか会いに行こうと思っていたのに、もう会えない。いつも自転車でマンションの前を通るたび元気かなあと勝手に空想したり、妻と部屋の前まで行って「いきなり訪問したら失礼だよね」と言って帰ってきたり、ストーカー寸前のファンでした。ご冥福をお祈りします。

井之川巨「もしもぼくが死んだら」
犬惑星 - 四丁目の反戦詩人id:dogplanet:20040519

もう五年くらい前になるんだろうか。忘れてしまったけど、いつだったか犬山の家に行くと彼がめずらしく目を輝かして詩集を何冊も床にひろげながら「井之川巨!井之川巨!」とあほみたいに言っていたのを思い出す。「うちの近くに住んでるんだよね。会ってみたいなア」などと。もう十月ですよ。気付くのが遅いんだって。でも、人が死ぬとゆうのは、なかなかに考えにくい事だと思う。それが好きな人ならばなおさら。たとえ年寄りであっても、病人であっても、人間は、生きているのがあたりまえの状態なんだと思う。退屈であっても、死にたい死にたいとか言っていても、重い病にかかったりなんかしていても、普通に寝て、朝起きて、歯をみがいたりするもんです。生きてる限りいつか死んでしまうのは当たり前、とかね、そおゆうこと言う人もいてますけど、人が死ぬのは決して当たり前のことなんかじゃないわけです、たぶんね。あまりにも唐突に、そしてあっけなく、うんこするみたいに、歯をみがくみたいに、風が吹くみたいに、この世からいなくなってしまう。高田渡にしても、井之川巨にしても。