このところ更新が滞っているのはただ単にあちらこちらとウロウロしていてあまり我が四畳半ネズミ国に帰っていないからである。出て行く先にパソコンがあったにしろ、どうにも自分のパソコンでないと触る気がしない。その自分のパソコンとゆうのがどおゆう物かとゆえば、かれこれ十年くらい前のでっかいデスクトップのやつで、もおさすがに調子が悪いのだろう、電源を入れている間中、クルマのアイドリングのよおなウインウインとゆう音がする。でもおれはそのエンジン音(こおゆう形容がぴったりだ)に体の芯から慣れきってしまったので、今時のパソコンがどおにもちゃちく見え、よって触る気がしなくなる。おれの部屋にはじめて来る友人なんかは、まずはじめにパソコンの音(そして大きさ)に感嘆するのだ。
・・・・・・と、まあそんな事は別にどおでもよい事だ。それよりも今日ひさしぶりに部屋に帰っておれがすっかり感心してしまったのは、部屋の中がすっかりネズミに占拠されてしまっていた事だ。扉を開けたら、数えただけでも六匹のネズミがいた。いちおう繰り返し書いておくけど、四畳半に、ネズミが六匹である。昔の人ならいざ知らず、これは現代のなんでもかんでも清潔な世の中になれきってしまった多くの除菌人間たちには、まず想像も及ばない世界であると思われる。この部屋はなんでもありなのだ。コオロギもいたし、カマキリもいたし、コウモリまで迷いこんで来た。おれがここに来た時には台所にキノコがたくさん生えていた。三葉虫のよおな、他の場所では見た事もないよおな変な虫までいる。ああ、そおいえば昔旅行から帰ってきたら、部屋にネコが住んでいた事がある。あれにはちょっと驚いたけれど、けっこうかわいかったのも確かだ。
・・・・・・と、まあそんな事も別にどおでもよい事か。ただ今日のネズミにはさすがに俺も辟易してしまって、こおやってネタにでもしておかないとやってられないとゆうか、元がとれない気分なのである。
(たぶん続く、と思う)