はてなダイアリー平民新聞

創業2002年か2003年、平民金子の元祖はてなダイアリー日記です。

仮名・小野洋子から敷布団ならびに布団叩きをもらったので本日晴天ついでに近所の公園まで布団干しに行ったのであるが、ブランコに布団をかけうらおもてパンパンやっておるうちに疲れてきて、商店街にコーヒーと煙草を買いに行くためちょっと休憩、付近
をブラブラして戻ってきたれば、小学校低学年くらいのクソガキ二人組、俺の布団にジャンピングキックを入れておって、布団叩きを持って追っかけまわし、憤慨す。


そして気をとり直しもう一度パンパンやってしばらく太陽の光をあびせながら、俺はといえばブランコにすわり「岡本太郎の東北」を読んでおって、《だが、こう考えたとき、それよりもまず私の心に戦慄的に挑んできたイメージ、それは馬だった。―中略―馬はシャーマニズムとも深い関係がある。これは全アジア的な現象であるが、わが国でも明らかにこの動物は宗教的神秘に結びついていた。御神体が馬だったり、或は神が馬に乗ってくるという伝説は極めて多い。雨乞いにも馬が使われた。馬の首を切って神に捧げた、いけにえの神事が、首なし馬の伝説になって残っている所もすくなくない。》*1なる一文をここで引用するのは特に意味があるわけでもなく、昨日の「ゴッドファーザー」での首なし馬ならぬ、首だけになった馬のシーンがやはり印象的であったためであるのだが、首つながりではなく新文芸坐つながりでゆうならば、今月13日のオールナイト上映予定であった三島由紀夫出演の映画「人斬り」が上映できなくなった、その「諸般の事情」とはいったいなんであろうか、などとゆう事も、また俺は考えたりしたのだけれど、それは晴れた日にふさわしくない話題かもしれないし、所詮俺の邪推であろう。


そして布団をかつぎ部屋に戻ってみたれば台所にミミズを発見、俺はこおゆうにょろにょろした生き物がどうにも好きになれぬので、勘弁してくれたまえよ誰か助けてくれたまえよと嘆きながら、チリ紙を何十枚も分厚く重ねて顔をそむけやっとの事で捕獲、捨てる前におまえのそのつら拝んでやると思って見たればなんのことはない、昨日食ったソバの切れ端。

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