仕事休みだというのに朝っぱらから職場まで携帯さがしに行って、発見。帰りは飯田橋によってギンレイホールで「少女の髪どめ」みに行く。ハトにえさをやるシーンと工事現場でおっさんどもがウマそうにチャイを飲むシーンが印象的だった。
映画が終って東京理科大学をウロウロしてるとその近所にトレドという喫茶店があって、昼定(コチの煮付け、ゴーヤチャンプル、ナス田楽)を食べながらマスターとしゃべる。「歴史の勉強をしている」といいつつ「セミは油であげるとカリカリしてウマそうだけどゴキブリなんかはどうなんだろうねあれ」とか、いちいち金子心を突き刺す言葉をプレゼントしてくれて、笑顔の素敵なママさんともども好きになりました。
その後は神保町まで歩こうとしてたんだけど途中で「RAGTIME」といういい感じのJAZZ喫茶を見つけて、そのまますいよせられる。そんなに古いお店じゃないんだろうけど、床の色のはげ具合がス晴らしかった。大昔の小学校の廊下のやうで、往年の大映時代劇のセットのやうで。あと壁の色もヤニで汚れていて、昼間だというのにお店の照明は暗い。JAZZを聴きながらいつまでもねばってしまいそうな、やたら落ち着くいい店だった。
んでなんとか神保町まで行こうとしてたのに、途中で今度は「Daddy’s kitchen」というなんともきれいな、金子心をくすぐるBarを発見してしまい、また寄り道。なぜか日本酒一合250円なんていうBarでは聞いた事ないような値段設定で、それをマスターに言うと笑っていた。「三年前に仕事をやめてこのお店作ってね。値段はまあいいや!ってことで思いきり安くした」
アルバイトに金さんという韓国から留学してる女の子がいて、色々とお話をきかせてもらった。日本に来てまだ四ヶ月で、ここで働いたのは1週間前。「お客さんの名前さっぱり覚えられないしカクテルもなかなか作れないし言葉もわからないし大変大変」韓国の缶ジュース(ショウガ湯を冷たくしたような味がした)をもらい、カクテルを何杯か作ってもらい、ついつい長居してしまった。
それで結局地下鉄にのってうちに帰りしばらくしてから気がつくまで、神保町の事はすっかり忘れてた。古本屋に行くよりは酒を飲め、という神の意志だと思う。
「孤独な男の隣には神がいるんだよ」
(「少女の髪どめ」で靴職人のジイサンが主人公の青年につぶやくセリフ)