「平民金子展」終了まであと6日

朝起きてツイッターを見ていると、タカハシさんが茨城から一人で神戸まで来てくれているようだった。震災の後のたしか2012年に、私が南相馬の野馬追という祭を見たがっていた時に車を出してくれたタカハシさんである。あの時は結局タカハシ、友人の小久保、私、妻の四人が小さな車に乗って2泊3日だったか、3泊4日だったか、いろいろ大変な時期でもあったけれど皆で福島を車で旅した。そんなあれで今日は午前中あいていたので連絡をとって、朝から喫茶店やホルモンショップ、あとは各種市場と平野まで行って肉なしラーメンと、いろいろと連れ回した。いまでも7年前に野馬追を訪ねたあの時の珍道中を思い出す。見るもの、聞くこと、楽しいというよりはそうじゃなかった事も多いけれど、良い旅行だった。行けてよかった、なんて事を思う。そんな氏と神戸で会えるなんてうれしいことだ。そのまま展覧会場へ。芝田さんがおられた。東京から(?)神戸に移住して来た方とご挨拶。ようこそ神戸へ、とか言ってしまって、何さまだよおれはと思ったが、まあいいか。しばらく在庫がなくなっていた某タブロイド紙にとてもよく似た「タブロイド似」を補充。三宮で300円で買って塩屋で300円で売る。手間だけかかって何も得していないが、遠くから来ている人や塩屋で買いたい人、買ってみてくださいね。なかなかアレな、レアな物ですので。2階展示部屋の床に置いていたフェリシモのくらそびにとてもよく似た「くらそび似」5冊セット、取り置きメールをくれた人のぶんを4月の始めに20セットくらい(?)置いていたんだけれど、今日で全部なくなっていた。全員取りに来てくれたのか……と思ってますます、もう展覧会も終わりだぞ、という心境に。悲しい。ただただ悲しい。あと明日木曜日、金曜日、土曜日、月曜日、火曜日で終わり。和久田氏、小山氏にすべておんぶにだっこ、支えられた平民金子展ももう完全に終わりである。悲しい。ただただ悲しい。なんど書いても書きたりないくらいに悲しい事である。それはそれとして、用事あったのであわただしく退散。また明日も顔出せるか。短い時間でも。

タカハシさんは飛行機で今日来て、夕方飛行機に乗って帰った。タイミング良く別れ際に10分ほど、会う事が出来た。その時は妻と、私の肩の上には子供もいた。ストレートに今日の写真展の感想を伝えてくれて、私はものすごくうれしかった。ものすごくうれしいとなるとなんだか照れる気分になって、ほなさいなら、ではまた、みたいな感じで手を振ろうとしてしまう。少し前にyomoyomoさんがこのような事を書いていて

 「ネットで知り合う」「ネット上で、時々、数年に一回とか目配せし合う」みたいな関係ってなんなんだろう、てのが自分の長い事考えているテーマで。「ネット上で知っている」みたいな関係っていうのは、ここ二十年くらいで出てきたもので、人類の歴史上で初めての、まだきちんと言語化されていない「ようわからん関係性」なわけだ。私はネット暮らしが長いので、その「ようわからん関係性」を信じている部分が、おそらくそのへんの人よりも大きい。タカハシさんにしても、ネットで関係を意識して、もうかれこれ10年くらい(以上?)の付き合いになるわけだ。最初会った時は何をしていた人だったっけ。今ではきちんとしたプロカメラマン。先日来てくれたエマ家だってもう(ネットでの)付き合いは10年以上だろう。エマ氏は私が知った頃はまだアメリカにいて、その結婚式の写真は私がスーツを着て撮影した。それが子供を連れて新幹線に乗って神戸にまで来てくれるんだから。「オレたち(ネットで知ってから)長いよね」て人はけっこう多い。会うこともないままで、死んでしまったような人だっている。生きてるだけで万々歳だわなあ。