半ズボン物語

半ズボンを買いにユニクロに行く。シーズンじゃないので安くなってないかと思ったのだが、そんな次元の話ではなく店内にはダウンが売られていて、半ズボンとかいつの話だよ、みたいな感じだった。それはそれで仕方ないなと思ってスポーツ用品店へ。A社の短パンが定価5000円のやつが半額!2500円!みたいになっていてこれ得やん?得やん?みたいになって(それでも迷って)(40分くらい迷って)一着購入。家に帰ってタグをハサミでとって、そのタグをぼんやり便所でながめながら、同じ型番をネットで検索してみたら1700円とかで普通に売られていて、いやほんとネット検索て夢がないよなとネットを殺した。

 

朝、子供を抱いてベランダから外の景色を見ながら「いまスズメが鳴いてるやろ?じゃあ、スズメは何匹いるでしょう?よおく聴いてみ」と言ってみて、そんなことを言うと自分も耳をすます事になるから、耳をすます感じでスズメがどこに何匹おるんかな、と意識してみた。するとふだんは「スズメの声」くらいのぼんやりとしたひとつの音しかないものが、立体的、個別的なものとなって、あちらに一匹こちらに一匹みたいな感じの具体的な存在(とまで書くと大げさだ)としてとらえられる。

二十歳くらいの時に友人からバンドの音楽を聴く時にはベースの音だけ聴く、ギターの音だけ聴く、ドラムの音だけ聴く、鍵盤の音だけ聴く、というようにそれぞれの音を意識して抽出してそれだけを聴いて(この曲ではギターがこんな風に鳴ってるな、みたいな)、次にひとつのまとまり=「曲」として全体を聴いてみると、それを意識せずに全体を聴いていた時よりも音が立体的になっておもしろいで、というようなことを教えられて、そういう聴き方をしていますごく気持ちいいアルバムはフィッシュマンズの空中キャンプやで、と教えられたのを思い出した。

とまで書いて、空中キャンプの発売年を見てみると1996年で、それだと私が21歳の時になるから、友人にこの話を聞かせてもらったのはもっと前なのだ、と思うので、この「空中キャンプがうんぬん」というのはたぶん、私の作り話だ。記憶を後から適当に捏造したのだろう。実際はなんだったのか、それはわからないけれど、今日スズメの鳴き声をひとつひとつ拾って聴きながら、そのようなことを思い出した。たぶんこのことは昼になったら忘れるだろうから、朝のうちにこうやって書いておこう。

いつまでたっても覚えているようなことを書いても仕方がない。数時間後、数十分後には記憶からなくなっていくようなつまらねえことをいちいち書き留めておくのがおもしろい。

でも、一日のうちでほとんどのことは忘れてしまうようなあればかりだろうから、それはそれで難しいわな。

『プレオー8の夜明け』

昨日に引き続き古山高麗雄『二十三の戦争短編小説』から。「プレオー8の夜明け」「セミの追憶」読む。いま吉野家が、持ち帰り限定で80円引き、というセールをやっている。この事の意味について昨日から考えている。だっておかしいじゃないか。理屈としておかしい。私は太古の昔から松屋にせよ吉野家にせよ持ち帰りの場合は容器代をしっかり50円とか徴収しないといけないと主張していて、それでもそういう(持ち帰り代を徴収する)時代にはならず、店内で食べても持ち帰っても同価格のままだった。で、今回のやつ、店で食べたら80円引きならわかるよ。でも持ち帰りの牛丼が80円引きってこれ、あかんやろ。でもまあ「牛丼持ち帰り」というスタイルをPRしたいだけか。ならええわ。宣伝やったらしゃあないな。

『墓地で』

毎日書こうと思っている時はわりと普通に毎日書けてしまう日記も、一日抜けるとズルズルと、何日も書かなくなってしまう。「案外普通にいけるな」と思いながら毎日書いていた行為だが、実は案外難しい事をこなしていたのではないかと思った。だってまあ、なんやかんやでそれなりに時間とられるし。

古山高麗雄『二十三の戦争短編小説』から、『墓地で』読む。だってこれで小説の感想を書こうと思ったら、たとえ短いものであってもやっぱ時間かかるわけだし。日記書くってえのはなかなか大変だよ。私は偉いよ。

塩屋のサバ

昨日のサバ缶ごはんのつながりではないけれど、今日は八喜為に塩屋のとれたてサバが来ているというのでちょっとのぞきに。サバの刺身についてはけっこう語るよワシ。でもまあ好きか嫌いかで言ったら、嫌いではないんだけど、とりたてて好きなわけでもないんだわ。塩焼きにした方がおいしいし。しかしサバ刺身のこの独特のねっとりした感じ、たまらん感じがします。ありがとうございました。

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サバ缶ごはん

いつどういうきっかけでそれを知ったのか、忘れてしまったが、安田理央さんのサバ缶ごはんという存在を知って、(下リンク、もう12年前なんですね…)

夏の朝はサバ缶ごはん - ダリブロ 安田理央Blog

いつか作りたいと思ってその日のうちにサバ缶を買っておいたはいいけれど、なかなか作る機会がやって来なかった。今日、稲妻が落ちるみたいな感じで「今しかない…!」というあれが突然来たので、作ったんです。

本家安田レシピを調べるのもあれだったので、もう記憶をたよりにというか、まあこんな感じだろうというあれで適当に作った。

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私のやつは、サバ缶(1缶全部使いました。これは多すぎるのかな)、青ネギ、それに牡蠣だし醤油(↓Amazonのやつ貼ってるけど近所のスーパーで買って。安いから)、

ヒガシマル醤油 牡蛎だし醤油400ml×3本

ヒガシマル醤油 牡蛎だし醤油400ml×3本

 

 オリーブオイルと粗挽きコショー、それと冷蔵庫に余ってたトマト半分を使いました。

トマトに関しては「別に適当でええわ。誰に食わせるわけでもないし」と思って考えなしに入れたけど、これが相性なかなか良い。あと本家安田レシピだと、サバ缶を冷蔵庫で冷やすんです。ここが肝要なのに、間抜けにも忘れてしまいました。

サバ缶ごはん、これは奥が深いな……と思って。一度作ったら作るハードルが一気に下がったので、次また近いうちに実践します。次はきちんと本家に寄せてやる。一番大事な事、冷蔵庫で冷やすように…!

なんとなく混ぜる候補として、小さく切ったトマト、アボカド、ちくわとかどうですかね。でもそういうのをあまりやり出すと、本家安田印サバ缶ごはんの魅力「手軽さ」が抜けてしまって、これはイケない。

なんにせよ作ってよかった。サバ缶ごはん色々試したい。夏の楽しみができました。ありがとうございます。

『彼女は安楽死を選んだ』

ドキュメンタリー『彼女は安楽死を選んだ』を見た。冒頭の説明。両親が離婚したため、年の離れた姉2人が妹(今回、安楽死を選んだ方)を自分の子供のようにかわいがって育てた、というナレーションにかぶさって、姉妹3人が折り鶴を持って笑顔でいる古い写真がテレビ画面にうつっている。

その後、スイスに渡った3人は、最後の夜に乾杯する。そこで姉が「私の人生において、あなた(妹)の存在は大きかったよ。……大きかった。」と語りかける。妹はうなずきながらそれを聞いている。

妹が点滴のボタンを押して亡くなるまでの短い間、姉は幼い子供にそうするようにくりかえし頭をなで続ける。

 

誰にだって年代や状況に応じた死生観があって、今の自分は、どうだろうか。

見た後で、そういう事をいろいろと考えた。

 

何歳まで生きますか?

何歳まで生きますか?